朝。
例のノリゲのことなどを思い出し、エシンが身に着けていたノリゲについても思い出すユージン。
何を考えてそうなさっているのですか?と、イム・グァンス。
どこへ行くか考えてる最中だと、ユージン。
どこへお行きに?と、イム・グァンス。
ノリゲを追って敵へ行くか、鉢を追って恩人へ行くか、こんなに天気がいいので、ただピクニックにでも行くか・・・オレはどこかへずっと遠くに行っている、どこが最も遠いかわからない、でないなら全て来たのか・・・と、ユージン。
何をお飲みに?と、カップの中身を確認するイム・グァンス。
一旦お腹が空いたので、飯から食べに行こうと、ユージン。
クッパプを食べに行く二人。
アメリカで長く暮らしたのに、朝鮮の食べ物がお口にあうようですね?と、イム・グァンス。
朝鮮にいるときには食べられない食べ物だったと、ユージン。(奴婢だったので)
ローガン・テーラーの死には自分たちの知らない巨大な内幕があるように思うと、イム・グァンス。
クッパプを吹き出すユージン。
一応、熱くてと言い訳してみる。
朝鮮の外交顧問で親日派で有名だったので、アメリカ・朝鮮・日本だけが関連しているが、おかしいほどに静かだ、もしかしたら彼を撃った犯人はアメリカ人では?と、イム・グァンス。
アメリカ人がどんな理由で?、ユージン。
それなら日本人だ、そうだと、イム・グァンス。
また、葬式の日にローガン宅でク・ドンメ率いるムシン会が何かを探していたことも話し、見ることになると言う。
すると、そのムシン会が現れ、訳官が必要だと言って、イム・グァンスを引っ張っていこうとする。
こいつらがそのムシン会か?と、ユージン。
それそそんなに大きくおっしゃってどうするんですか!と、イム・グァンス。
助けてくださいというイム・グァンスをそのまま行かせるユージン。
ああやって引っ張られていって戻ったものがいないと噂する街の人。
それを耳にするユージン。
※クレームが入ったために黒竜会(フンリョンフェ)という実在の組織ではなく、ムシン会(ムシンフェ)という架空の組織に変更されました。漢字だと無神会か武神会か?そのうち出てくるでしょう。
しばらくクッパプを食べ、その後、ムシン会のあとをついていくユージン。
どうしてついてくるのかと問われ、同じ方向に行くだけだと答える。
抜刀する男。
そういうものはオレにもあると、拳銃を取り出すユージン。
面倒なことになったな、また会おうぜと言い、イム・グァンスを置いていく男。
前を歩けと言って、あとをついていこうとするユージン。
どうして通訳が必要なのか気になるのだ。
旦那様が調べて私に教えてくれてはダメですか?私は気にならないのでと、イム・グァンス。
それでも行かせようとするので、後ろから案内すると言う。
Let’s Go!
二人がチンゴゲに到着すると、ムシン会の面々がぞろぞろでてくる。
自らやってくるとはと、男。
また会おうと言っただろと、ユージン。
抜刀する男。
剣を銃で撃ち落とし、ク・ドンメは誰だ?と、ユージン。
多勢に無勢のため、警務庁に銃声を聞かせるためにあえて発砲したのだ。
何よりも、上手く撃ったじゃないか?と余裕だ。
旦那様はこんな性格だったのですか?と、イム・グァンス。
来るまでは生き抜いてみようと、ユージン。
その前に殺したら?と、イム・グァンス。
そんな会話をしていると、トンメが現れる。
こんな夜に、しかもチンゴゲでむやみに銃を取り出しては大変なことになる、葬式のときに挨拶ができないかもしれないので、予め自己紹介でもなさってと、トンメ。
アメリカ公使館領事代理ユージン・チョイだと、ユージン。
朝鮮にそんな姓もあったのか?と、トンメ。
この方は朝鮮人ではなくアメリカ人ですと、イム・グァンス。
オレも昨日はアメリカ人だった、ドルを受けたんだ、今日は日本人だ、円を受ける予定で、それで通訳を頼んだのに断られたと聞いて、傷ついている最中だったと、トンメ。
通訳が必要なことってなんだ?と、ユージン。
金の事でしょう、旦那、仕事をして代金を受け取ってないので、依頼人の顔を見ることができないって、あ~、死んだのか?銃で撃たれて、ローガンの旦那を警護して死んだ4人はオレの仲間です、命の対価は犬の値なのですが、日当が高くて・・・
けれど、代金を払うべき奥様がアレン公使宅に身を寄せてからは、連絡する手立てがあるべきでしょう、なので手紙でも書いて懇請しようかと思います、どうでしょう?アメリカ人の旦那が手伝ってくださいますか?と、トンメ。
そんな問題なら才能がないからすまないと言い、イム・グァンスを推薦して去っていくユージン。
ローガンが持っていた文章が行方不明であることを話しているイ・ジョンムンと高宗(コジョン:고종)。
幸いまだ日本の手に渡ってないようだとも。
アメリカの軍隊の駐屯を許す、そなたはアメリカに公文書を送り備えよと、高宗。
アレン公使は純粋な顔と裏腹にアメリカの利益だけを追求していると、イ・ジョンムン。
日本の威勢がアジア全域に及んでいる、朕は日本を牽制する他の方法がわからない、そなたはわかるのか?・・・心配が深く眠れない、文章の行方も直ちに探せと、高宗。
アメリカ公使館に公貼(公文書)を届けるイ・ジョンムン。
ひれ伏して受けるイム・グァンス。
電話機にもこうするぞと話しているアメリカ人たち。
そこに馬に乗って現れるユージン。
御命であろうとお構いなしだ。
いいようにしてくれと言い、そのまま外出する。
無礼なユージンに怒り心頭のイ・ジョンムン。
アメリカ人だからとフォローするイム・グァンス。
アメリカに長く住んでいたからか、下の者の首に刀が入ろうと、御命だろうと・・・と、ついでに不平を口にする。
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