チャン・ドンゴン、パク・ヒョンシク主演KBS2水木ドラマ
スーツ(シュチュ:슈츠:SUITS)
の最終回視聴感想(あらすじ含む)です。
スーツ キャスト・登場人物紹介 チャン・ドンゴン、パク・ヒョンシク主演韓国ドラマ
スーツ(シュチュ:슈츠:SUITS) 作品データ
- 韓国KBS2で2018年4月25日から放送開始の水木ドラマ
- 脚本:キム・ジョンミン(김정민)
- 演出:キム・ジヌ(김진우) 『推理の女王』
- USA Network で2011年に放送されたドラマのリメイク。
- あらすじ:韓国最高の法律事務所の伝説的な弁護士と、怪物のような記憶力を搭載した偽の新入弁護士のブロマンスを描いたドラマ
スーツ 最終回視聴感想(あらすじ含む)
スーツ全16話が終了しました。
なにげに毎週楽しみに見ていて、それなりに満足感もありました。
ただ、残念なところも。
視聴が終了したということで、そのあたりの感想を書いていきます。
視聴率
まずは視聴率から。
チャン・ドンゴンを起用しているため、制作側も決して失敗は許されません。
そんな状況に反して、なかなか数字が伸びず、首位であっても二桁に乗らない状況が続きました。
9%台が7回もあったことが、その苦しい状況を表しています。
最終回にようやく10.7%を記録。
一応、有終の美と言える体裁を整えました。
昨今は二桁に乗れば御の字ではあるものの、15%あたりまでは伸ばしてほしかったですね。
視聴率グラフはこちら → 韓国ドラマランキング
脚本が・・・
今回はアメリカのドラマのリメイク。
本家本元の『スーツ』は大ヒットドラマで、シーズン8の放送が決定しています。
原作ドラマがあるとヒットしにくく、脚本にも自由度が与えられないため、ストーリーテリングが困難。
今回もご多分に漏れず、所々で説得力のかける描写が多く見られました。
リメイクであるがゆえに一流の脚本家を起用できないジレンマもあります。
原作ドラマを視聴していないので、どこまでトレースしていたのか定かではありませんが、アメリカのシチュエーションの置き換えがうまくできていなかったような気がします。
チェ・ガンソク弁護士が有能には見えませんでした。
演技
チャン・ドンゴンは正直なところ演技に深みのあるタイプではありませんよね。
今回はあえて抑揚のない少々高圧的な演技を選択したようです。
そういうキャラなんだと視聴者に設定を明らかにしたまでは良かったのですが、あまりにも一本調子で、彼が演じたチェ・ガンソクに感情移入することはありませんでした。
パク・ヒョンシクが演じたコ・ヨヌは視聴者からの同情を受けて、最も感情移入しやすいキャラクターのはずでした。
けれど、このキャラクターもまた依代になるには至りませんでした。
残念ながら、彼は主役を張るレベルに至っていません。
ドラマ大量産時代でない地上波だけの時代であれば、準主役として修行が詰めたのでしょう。
しかしながら、いきなりの抜擢に演技力で答えることができませんでした。
結局ドラマ全編を通して、依代のない状態で見た視聴者が多かったのでしょうね。
日本語耳には厳しい
主人公チェ・ガンソク(최강석)のライバル?として三枚目キャラのチェ・グンシク(채근식)がいましたね。
日本語だとどちらも『チェ』になるのですが、厳密には発音が異なります。
僕の日本語耳では両者の聞き分けは極めて困難で、両方の音を聞けば差異がわかるものの、単品として出てくるとどちらかわかりませんでした(泣)
今回の脚本では、この微妙な音の差を面白おかしく利用しており、『チェ』ではなく『チェ』と言い換えるシーンなどがありましたね。
こういった描写。
日本語字幕や吹き替えにしたときにはどうするのでしょうね?
訳者の頭を悩ませる設定です。
ちなみに前者の漢字は『崔』後者は『蔡』になります。
チェ・ジウやチェ・ホンマンは前者で、英語だと『Choi(チョイ)』にされてしまいます。
たしかに、ハングルをバラバラにするとそうなるのですが、なんだか変ですよね。
後者でパッと思いつくのが蔡済恭(チェ・ジェゴン:채제공)。
朝鮮第22代王・正祖(チョンジョ:정조)イ・サンを支えた領議政(ヨンイジョン:영의정)です。
マニアックすぎでしょうか?
あ、あと、途中の回でやたらと英語が出てきましたよね。
あのような描写をすると、露骨に視聴者が逃げてしまいます。
今回は分量も多かったので、あの設定はネガティブに働いたことでしょう。
シーズン2は?
15%ほどの視聴率がでていればシーズン2もあり得たのでしょうが、10%だと微妙ですね。
キャストを入れ替えて制作費を抑えてやることになるのかな?
個人的には監獄を出たあとのコ・ヨヌの活躍を見たい気持ちがあるのですが、どうなることやら。
文責:韓国ドラマあらすじ団
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