イ・ミンホ(이민호)とパク・シネ(박신혜)が主演する水木ドラマ・相続者たちのあらすじ(ネタばれ含む)第12話2/5です。
原題:王冠をかぶろうとする者、その重さに耐えろ 相続者たち
(ワングァヌル スリョヌンジャ、ク ムゲルル キョンドョラ サンソクジャドゥル:왕관을 쓰려는자, 그 무게를 견뎌라 – 상속자들)
キエの心配
『学校でウンサンに会ったの?まさか他で二人、まさに話してた、そんなんじゃないでしょうね?あなたとあの子、もしかして二人で他で会おうと約束して・・・』と、キエ。『オレはここにいるじゃないか、今』と、タン。
『そうよ、だから不安なの。昨日、あなた達の雰囲気では、あなたが戻ってこないかもと思ったのよ』と、キエ。『それでもいい?』と、タン。『まだ、正気に戻ってないの、まだ!?父さんが知れば、またアメリカに追い出されるわ』と、キエ。
『母さん、母さんはこの家にいることは幸せ?母さんは、オレが人に「オレの母さん」と言えないの、大丈夫?』と、タン。『大丈夫じゃないわよ。お前を連れて入って、家内の座についてはみたものの、すぐに戸籍にも入って、アナタの父さんと幸せに過ごすと思ってた。こうして過ごすとわかってたのかも・・・』と、キエ。
『そうなのに、母さんはオレとラヘルがうまくいったらいいの?もし、オレがラヘルと結婚すれば、一生、母さんを母さんだと紹介できないかもしれないじゃないか?それでもいい?』と、タン。
『悲しいでしょうね。けれど、母さんは、アナタさえ良ければそれが報償よ。母さんはその日だけ待ってるの』と、笑顔で答えるキエ。溜息をつくタン。『そんな表情をしないで!・・・母親が二人もいる子が、母親がいない子のように、どうしてよ!』と、キエ。
『母さん、ひとつ。その靴下脱いで。オレのだ』と、タン。『これ?』と、キエ。(ホントはウンサンのもの)
タンの告白
ウンサンは借家を探している。下見をした場所の大家に挨拶したあと、5時に会おうと母にメールを入れる。その時に服を持ってきてとも伝える。
タンはランニングをしたあと、ヒョシンのところに座る。『入試を前にした高3を呼び出して、申し訳ない気配どころか、視線がひとところに定まってるな。死ねって』と、タンからただならぬものを感じるヒョシン。
『アニキ、オレ、実は理事長の息子じゃないんだ。オレの母さんは他にいる』と、タン。『新しい冗談か?』と、ヒョシン。『ホントなんだけど』と、タン。『何がホントなんだ?』と、ヒョシン。『たった今言った言葉』と、タン。
『今まで騙してた。すまない』と、タン。『ホントだとして・・・うまく騙してたのに、今になって話した理由は?』と、ヒョシン。『震えるか震えないか実験してみたんだ・・・。は~、けれど震えた』と、タン。
『実験?』と、タン。『アニキに言うのさえもすごく怖いな』と、タン。『おまえ、ほんとか?』と、ヒョシン。『そうなんだって』と、タン。そう言ってもう一周走りに行く。
ウォンの苛立ち
『お話しになることがあると・・・』と、ユン室長。『我々ができる対話とはなにか、考え中です。「借名株主の名簿は確認しましたか?」が先にすべき質問なのですが・・・判断ができなくて。ユン室長が誰の側なのかわからなくて』と、ウォル。
カフェラテを受け取り、『もしかして、毒を盛りました?』と問うユン室長。『心に従えば100回盛ったでしょう』と、ウォル。
『単刀直入に聞きます。借名株式の管理の対価として、父と何を約束しましたか?』と、ウォル。『通常、他のグループの場合、系列会社の社長に出るでしょう』と、ユン室長。『わたしが今、わからずに聞きましたか?』と、ウォル。
『わたしがプライベートで社長の役に立てるのは、この程度ではないかと思います』と、ヒョンジュが帝国高校の教壇に立つという例の記事を見せる。もちろん孤児云々の内容も記載されている。
『こうしようとヒョンジュに会ったのですか?』と、ウォン。『財団の事業の一環です』と、ユン室長。『あなたは狂ったのか?ここまできてどうして?わたしに話すべきでしょ!』と、怒るウォン。
『財団の事業なら、この子の人生の紆余曲折を世間全般に顕にしてもいいと?』と、ウォン。『会長はそう判断されたようです。この企画、会長の特別指示事項なんです』と、ユン室長。
ウォンが急いで家に帰ると、ヒョンジュが父に呼ばれていた。『ちょうどお前の話の最中だ。入れ』と、キム会長。『お前何してるんだ?おまえがどうしてここにいる?』と、ウォン。『聞きたいことがあって、わたしが呼んだ』と、キム会長。
『わたしを先に呼んでください。わたしに聞いてください』と、ウォン。『答えが同じなのか?そうじゃないか?』と、キム会長。『父さん、こんなことしないでください』と、ウォン。
『君も我が奨学財団の誇りだ。苦しい環境で大きく育ち、とても感心している』と、キム会長。『感心してそんな企画を立てたのですか?今日は社報で全社員に、あすには広報記事として全国民が知ることになるでしょう。人々が覚えてるのは、財団の人材ではなく少女の家のことでしょう』と、ウォン。
『こうして全て暴いたら、この子が帝国高校へ行って、どうやって耐えるのですか?』と、父にいうウォン。続けて、『おまえは何してた?どうして言わずに人を馬鹿にさせるんだ?どうしてしきりにオレを無能にさせるんだ?』と、ヒョンジュに言うウォン。
『だからわたしが悪役を自称したのだ。お前が無能になる姿を見られなくてな』と、キム会長。『女一人を整理できず、一体いつまで引きずっているんだ?』と、キム会長。
『目が合った一度に、心臓の音一度に、お前の人生をかけるな』と、キム会長。『ヒョンジュ、おまえもそうだ。おまえは全く羞恥がない。わたしの後援を受け、わたしの金を受け、どうして恐れ多くもわたしの息子に会う?』と、キム会長。
『父さん!』と、ウォン。『今は会わなければ、死ぬ様だろう。いとしく思うだろう。それでも・・・』と、キム会長。『やめてくださいよ!』と、ウォン。『どうしてわたしの告白を父さんが代わりにするのですか?わたしもできない告白なのに』と、ウォン。
『会長のお申し付けを肝に銘じます。お先に失礼します』と、涙目のヒョンジュは退出する。
『わたしは父さんの言葉に逆らったことがありません。他の者よりはやくもっと高く登ろうとがろうと努力して、それでこの座まで・・・』と、ウォン。『その座はおまえが登った座ではなく、わたしが明け渡した座だ。わたしの体が無傷でも、今その座におまえが座っていただろうか?』と、キム会長。
さらに、『おまえが、わたしの息子という理由だけで、おまえはその座に座ったのだ。けれど、こんなことでは「父さん、仕事をしないで」だと?どんな論理がそうなんだ?早く整理しろ。おまえももう結婚しなくてはな』と、キム会長。
『はい、早く整理しなければ・・・』と、ウォン。
タンとヒョンジュとウォン
泣きながら出てきたヒョンジュとタンが出会う。『大丈夫ですか?』と、タン。『あなた、タンね』と、ヒョンジュ。『ボクをご存知ですか?』と、タン。『きっとまた会うはずよ』と、ヒョンジュ。
『歩いてこられたのですか?下まで遠いので、タクシーを呼びましょうか?』と、タン。『兄さんをちょっと捕まえて。お願いよ』と、左側へ曲がるヒョンジュ。
ウォンが出てくる。『たった今出てきた方は、こっちに行った。オレを見て、兄さんを捕まえておいてくれって』と、タン。『ついていく気はないのに・・・』と、ウォン。
『兄さん、今顔色がよくない。なにかあった?』と、タン。『着実に一線を越えるんだな?』と、ウォン。『そんな顔色で怒ったところで、説得力はないよ。どうして?どういうことなんだ?』と、タン。
『父さんが人を付けたみたいだ。おまえも気をつけろ。咎められることをすることもなく』と言い、車で去るウォン。
バス停で
タンはバス停へ行く。まだヒョンジュがいた。少し離れて座り会話をする。『兄さん来ないよ。行ったよ』と、タン。『待ってるんじゃないのに』と、ヒョンジュ。『ところで、どなたですか?兄さんの彼女ですか?』と、タン。
『ボクを、さっきどうしてわかったのですか?もしかして兄さんが、ぼくの話をしましたか?』と、タン。『うん、オレの弟は優しくて、正直で、背がすごく高くて、目が自分と同じって・・・。けれど、ほんとにそうね』と、ヒョンジュ。
バスが到着し、ヒョンジュは去る。たたずむタン。
※すごくいろいろな要素が詰まっていて、このシーンは涙なしには見られなかったです!
第12話3/5に続く
※1~3話のあらすじとキャストの詳細は、韓国ドラマランキングにあります。
文責:韓国ドラマあらすじ団
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