イ・ミンホ(이민호)とパク・シネ(박신혜)が主演する水木ドラマ・相続者たちのあらすじ(ネタばれ含む)第12話5/5です。
原題:王冠をかぶろうとする者、その重さに耐えろ 相続者たち
(ワングァヌル スリョヌンジャ、ク ムゲルル キョンドョラ サンソクジャドゥル:왕관을 쓰려는자, 그 무게를 견뎌라 – 상속자들)
家での食事
『お客様も到着されました。ドアの前にいらっしゃるのですが、今』 と、家政婦。『そう。頑張りたいなら、ずっとそうして頑張ってなさい。ドアを開けて』と、チスク。『本当にそうするの?わたしに今、復讐するの?』と、キエ。
『わたしが言ったじゃない。あなたの位置がどうなのか、はっきりと教えてあげるって。よくわかったなら、アナタの部屋の片隅にでも消えなさい。ドアをぱっと開く前に』と、チスク。泣きながら部屋に帰るキエ。『ドアを開けて』と、チスク。
ウンサンの母が水を持ってキエの部屋にやってくる。鏡台の前に座り泣くキエ。『たった今挨拶をして、これから食事をすると』と、メモに書き見せるウンサンの母。『タンは?』と、キエ。首を横に振るウンサンの母。『ありがとう』と、キエ。
ありきたりな会話が繰り広げられている食卓。キム会長はもっと早くに来ていただくべきだったのに疎遠にしていたと言い、エストは株式総会で会うのとは違い、家族として会うと一味違うと言っている。
チスクは、これからは頻繁に来てくれ、タンはすぐに来ると連絡があったから、残念に思わないでくれという。車が混む時間だといい子ぶった返答をするラヘル。エストは、キム会長に会うからと、この子はファッションショーをやってたのだと場を和ませる。
目上の人に合うのにそうするのは可愛いことだと褒めるチスク。また、家族だと思って用意したけど口にあうかと、料理のことを問う。ラヘルもエストもどれも美味しいという。
サラダがほしいというラヘルに、自分たちのカリフォルニアの農場のアーモンドを使ったサラダというチスク。ラヘルはアーモンドに夢中だという。
キム会長はラヘルの碁を打つと聞いたのだがと話を振る。相手より一歩先んじ沈黙の中で全力で戦うのが素敵だと答えるラヘル。ラヘルの才色兼備を称賛するキム会長。
タンの帰宅
そこにタンが帰ってくる。『遅れてすいません』と、タン。『どうして遅れるんだ。お客様を招待しておいて』と、キム会長。『(わたしたちの)タンが会うことなく行ったかと、内心、心配したわ』と、冗談をいうエスト。
『申し訳ありませんでした』と、タン。『大丈夫、そんなに待たなかったわ』と、ラヘル。『ご飯を食べ終えたなら、オレの部屋を見物しないか?』と、タン。『ほんとに?・・・タンの部屋に行ってもいいですか』と、ラヘル。
『果物を持って行ってあげるわ。お話でもしてなさい』と、チスク。『お先に失礼します』と、ラヘル。『長くはいませんから。行こう』と、タン。
『タンは、どうしてこんなにかっこいいのかしら』と、エスト。『だから、ラヘルのような公主様(お姫様)に会ったのでしょう』と、チスク。
タンの部屋で
ドアを開けラヘルと向かい合うタン。『どうした?』と、タン。『チェ・ヨンドがアナタの家で見たという素晴らしいものが何か、ちょっと考えたの。わたし、今日のコンセプトが寛容な婚約者だから、隠す機会を与えてみようかと』と、ラヘル。
『隠すことはないな。むしろオレが全部暴いたとき、驚き過ぎるかと』と、タン。『何を暴くんだか』と、ラヘル。『弱点』と、タン。『弱点を知れば、相手への理解度が深まったりもするわ』と、ラヘル。
『だから、おまえは今日、ジャックポットだ』と、タン。『さっきから何の話よ?わたしにわかるように・・・』と、ラヘル。そして、ドリームキャッチャーに目をやる。
『あれってアメリカの家にあったのじゃない?』と、ラヘル。『そうだ』と、タン。『アナタの趣向が日に日にわからないわ。安い観光土産を、どうしてファーストクラスに乗せてくるの』と、ラヘル。
『ちょっと座れよ』と、タン。『ホント皮肉じゃない?婚約式の時でさえ来られなかったアナタの家に、婚約指輪を外すというと来られるって』と、ラヘル。『ごめん』と、タン。『そこまで謝る必要もないし』と、ラヘル。
『これは前もってする謝罪だ』と、タン。『前もって?』と、ラヘル。『あなた、何か間違ったことでも?』と、ラヘル。『ああ。ヨンドが見たものが何か気になるだろ?・・・今から見せてやるよ』と、タン。
復讐
『久しぶりね。あなたのこんな姿を見るの。18年ぶりよね。わたしに初めてバレたとき。その時はわからなかったはずだわ。18年年後にもあなたの位置が、わずかにこうだということを。あなたが自由にいることの出来る空間は、この大きな家でここ一つよ』と、チスク。
『お客様がいらしてるじゃない、出てってよ!』と、キエ。キエの顔に勢いよく水をかけるチスク。『口を閉じなさい。生意気に。どこで出て行きなさいと言うの!』と、チスク。
部屋に入ってくるタン。『ドアを閉めて出なさい』と、チスク。キエのそばに寄り、タオルでキエの顔を拭くタン。『どうして入ってきたの。父さんが見つけたらどうするのよ』と、キエ。『これだから子供を産んで生きるのね』と、チスク。
『母さん、オレの手を離さないで』と、タン。『何?』と、キエ。『出よう』と、タン。『あなた狂ったの?どこに出るのよ?どうしたの、タン!この子がほんとにどうして・・・ああ!』と、キエ。
告白
4人の前に出るタンとキエ。『あ、チャ・ウンサンのお母様ではないですか?』と、エスト。『えっ?』と、ラヘル。『あなた、一体?これ・・・』と、チスク。
『いいえ、間違って見られましたね。わたしの隣にいらっしゃる方は、わたしの母です。わたしを産んでくれた本当の母親です。そして、わたしは、帝国グループ、キム・ナム・ユン会長の二番目の息子である・・・庶子です』
『わたしの出生が、わたしの告白が、父さんに、理事長に、イ代表に、そしてわたしの古い友人に、どんな意味かはよくわかります。だからこの婚約、やめておきます』と、タン。
皆、驚きを隠しきれない。ようやくエストが口を開く。『これ、何の・・・呆れて言葉も出ないわ』と、ラヘル。『次回、日をあらためてご連絡を差し上げます』と、キム会長。
『日程はわたしが決めなければ・・・、連絡もわたしが差し上げます。行きましょう』と、ラヘルを連れて出るエスト。『イ代表、ちょっと待って下さい』と、後を追うチスク。
立ち上がるキム会長。『会長、すみません。許してください。すべてわたしの過ちです。あなた何してるの。すぐ父さんに悪かったって・・・』と、キエ。タンに平手を2発食らわせるキム会長。
『あ~、会長、ちょっと待って!タンの過ちではありません。わたしがさせたんです。母さんはこうして生きるのがとても辛いって。あなたは大きくなったのだから、アナタがちょっとどうにかしろって。わたしがちょっと立ちまわって』と、タンをかばうキエ。
『母さんお願いだから!』と、タン。『謝って、早く謝ってタン』と、キエ。『いやだ。今は謝らない。生きてみるよ。生きて今日のこの選択を後悔したら、その時に謝ります。ぼくは後悔しない自信があるんです』と、タン。
『足りない奴、情けない奴、愚か者』と、キム会長。『ぼくを追い出したいのなら、そうしてください。そうであっても、母さんは父さんの女だから、責任は取ってください』と、タン。
『どうしてこうなの、悪いやつ』と、タンを力なく叩くキエ。部屋に移っても泣き止まないキエ。『泣くのをやめなよ、母さん。こうしてると病気になるよ。オレが罰を受けるわけでもなく、辛くならないで』と、タン。
『どうしてこんなことを、どうして!アナタこれが母さんのための道だと思う?母さん、アナタをアメリカに送り出して3年を、ウォンとアナタの父さんとの間で、息もしないで過ごしてきたの。あなたが戻るときだけを待ちながら。だけどあなたが、どうしてこうなの?』と、キエ。
『ごめんね母さん、母さんと考えが違って・・・ほんとにごめん』と、タン。『どうしよう、これからどうしよう・・・』と、号泣するキエ。
一箇所にずっとモップをかけているウンサン。店長に果物を何パック注文したか問われ、してないことに気づき謝る。出勤した時に言われたゴミ出しもしてないし、注文ミスや計算ミスもやってしまった。今日はどうしたんだと店長に叱られる。
ゴミを出しに行くウンサン。引き返す時にタンが目の前にいた。涙目のタン。それを見たウンサンも涙を流す。
第13話に続く
※1~3話のあらすじとキャストの詳細は、韓国ドラマランキングにあります。
文責:韓国ドラマあらすじ団
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