イ・ビョンホン(이병헌)、キム・テリ(김태리)主演のキム・ウンスク(김은숙)脚本によるtvN韓国ドラマ
ミスター・サンシャイン(미스터 션샤인)
の第1話視聴感想(あらすじ含む)です。
ミスター・サンシャイン(미스터 션샤인) 作品データ
- 韓国tvNで2018年7月7日から放送開始の週末ドラマ
- 脚本:キム・ウンスク(김은숙) 『トッケビ』『太陽の末裔』『シークレット・ガーデン』
- 演出:イ・ウンボク(이응복) 『トッケビ』『太陽の末裔』
- あらすじ:辛未洋擾(シンミヤンヨ:신미양요:1871)時に軍艦に乗船しアメリカの地を踏んだある少年が、アメリカ軍人の身分で、自分を捨てた祖国である朝鮮に戻り駐屯し、そこで起きる出来事を描いたドラマ
ミスター・サンシャイン 第1話視聴感想(あらすじ含む)
ついに始まりました!
まずは視聴率からチェックしましょう。
初回から8.852%を記録。
そして、首都圏では10.636%と、早速10%を越えています。
キム・ウンスク作家の前作トッケビの初回視聴率が全国6.322%・首都圏7.540%だったのと比較すると、その高さがわかると思います。
もっとも、トッケビの場合には3話目にいきなり12.471%にまでジャンプアップしたので、トッケビを超えるには強めの右肩上がりを続ける必要がありそうです。
さて、第1話の感想ですが・・・かなり難解でした。
初日ということもあり人物紹介に重きが置かれているせいもありますが、時代が前後して人物もポンポンと出てくるので、内容を把握することが困難だったのです。
特に、韓末の歴史やアメリカの歴史を知らない人には、全く訳がわからなかったかもしれませんね。
では、時代背景を捉えつつあらすじをかいつまんでいきましょう。
冒頭。
ニューヨーク・ミュージック・ボックスのショーウィンドウ。
1902の文字。
アメリカ海兵隊の募集チラシ。
そしてオルゴール。
オルゴールを眺めるユージン・チョイ(チェ・ユジン)。
アメリカ海兵隊将校カイルの部屋へ行くユージン。
1901年11月12日の新聞。
ピクニックのような戦争との見出し。
ユージンの話し方からして同僚のようだ。(字幕がタメ口)
二人である人物に会いに行く。
第26代大統領、セオドア・ルーズベルトだ。
1898年にフィリピン・グアム・プエルトリコを手中にした米西戦争(アメリカ・スペイン戦争)について話している。
(この戦争にはルーズベルトが参戦し英雄になっている)
中国周辺を狙うルーズベルトは、ユージンに朝鮮への派遣を命じる。
朝鮮にとってはお前がアメリカ公使館にいるのは良いニュースじゃないのか?と、カイル。
朝鮮で生まれたがオレの祖国はアメリカだ、朝鮮はただの一度もオレを持ったことがないと、ユージン。
辛未洋擾(シンミヤンヨ:신미양요:1871)の資料を眺めるユージン。
シーンは30年前に遡る。
便殿。
高宗(コジョン:고종)、興宣大院君(フンソンデウォングン:흥선대원군)、アメリカ海軍が江華島にやってきたとの内容を報告する官吏。
彌利堅(ミリギョン:미리견)という国はどんな国かと下問する高宗。
華盛頓(ファソンド:화성돈)が英吉利(ヨンギルリ:영길리)と示して作った国で、蛮族と変わりないと、興宣大院君。
だから蛮族と修好はできないとも言い派兵を命じる。
※不思議な3つの言葉は当時の音訳で、彌利堅(ミリギョン)はアメリカ、華盛頓(ファソンド:화성돈)はワシントン、英吉利(ヨンギルリ:영길리)はイギリスのこと。もともとは中国語かな?
キム大監と他の大監同士の会話。
下女を見初める一方の大監。
夫がいれば消してしまえばいいなどと言っている。
それを聞いてしまう下女の夫。
芝刈りをして帰る途中のユジン。
とある下男に声をかけられ、黒い鳥一羽が天を滅ぼすこともできるのだなと思って天を見てたと言う。
どこの宅の賤だ?地を見て生きろ、天は遠い、賤が遠くを見れば命が短いというのだと、コ・サホン。
私もわかりますと、ユジン。
逃亡しようとした下女の夫(ユジンの母)。
キム大監にしたら一石二鳥だ。
早速、下男を簀巻きにして撲殺しようとする。
そこにユジンが帰ってくる。
ユジンも同罪だと大監。
逆上したユジンの母は、キム大監の嫁を人質にしてユジンを逃がそうとする。
母から投げられたキム大監の嫁のノリゲを手に逃げるユジン。
父はキム大監に射られとどめを刺され、母は逃げる途中に井戸に身を投げ命を絶つ。
その後、キム大監はユジンにチュノを差し向ける。
イルシクとチュンシクだ。
ユジンは偶然、陶工ファン・ウンサンのところへ逃げ込む。
そこに陶磁器がほしいというアメリカ人がやってくる。
しょっちゅう来ている様子だ。
辛未洋擾(シンミヤンヨ)時の江華島。
朝鮮人が激しく抵抗するも、兵器の差には抗えず、ほぼ全滅させられる。
命をかけて国を守ろうとしたスングの父も戦士。
スングは通訳をしている売国奴イ・ワニクに銃弾を浴びせるも、イ・ワニクは足に傷を追った程度に留まった。
アメリカは軍事的に勝ったが外交的には負けたというのが大院君の方便だ。
また、20人をもいる捕虜は任務を遂行できずに生き残った卑怯者と言い放ち、救おうともしない。
和親も国を売ることだ・・・と。
奪った帥字旗(スジャギ:수자기)とともに記念撮影するアメリカ兵。(この写真は実存する)
正義の国アメリカは捕虜を開放する。
イ・ワニクはそんなアメリカではなく日本と組もうと考える。
スングとファン・ウンサンは知り合いだった。
お前の父親の死は義によるものだったと、ファン・ウンサン。
自分は父のように死なない、だから銃を取る、逆賊になると、朝鮮に復讐を誓うスング。
アメリカでもどこでも行くから助けてと、ファン・ウンサンにすがるユジン。
そこに例のアメリカ人がやってくる。
神は本当にいるのかと問い、上手く言いくるめて陶磁器とセットでアメリカ人にユジンを引き取らせるファン・ウンサン。
こうしてユジンはアメリカに密航する。
中国人と言われ、アメリカ人の子供らに虐げられるユジン。
ある時兵隊を見てユジンは気づく。
アメリカ人になることのできる方法があると。
こうして、髪を切り、朝鮮と完全に決別する。
1875年東京。(どうして城?)
イ・ワニクは5万ウォンで朝鮮を売る。
相手は伊藤博文だ。
(時代考証がおかしいけど・・・)
チン・グとキム・ジウォン登場。
秘密結社の義士としてイ・ワニク一派に殺される。
仲間と思っていたものの中に密告者がいたのだ。
二人の仲間は遺骨とともに彼らの娘をコ・サホンの元に送り届ける。
殺された男性はコ・サホンの息子だったのだ。
そして、この子供こそがコ・エシンだ。
その年の秋(1875年9月)、雲揚号事件(江華島事件)発生。
日本海軍の上陸を許す。
兵力はたかだか14人だった。
1894年甲午改革。
奴婢制度が廃止されるとのことで、腰砕けになるチュノ二人。
後ろの両班が腰砕けになったのは、科挙が廃止されたからだ。
ピンチはチャンスということで、「ヘドゥリオ(してあげます)」という何でも屋を作る。
自分をつかまえろと言った両班に復讐しようとする元奴婢がやってくる。
小作人がいるのに孫のために時計を買うと言い、土地を売り払うキム大監。
相変わらずの悪辣さだ。
ユジンの母に人質にされたキム大監の嫁の腹の中にいた子が、まさにキム・ヒソンだ。
(1895年に断髪令がでているため、ヒソンは短髪)
約一年留学して戻ったら婚姻しろ、そして官職につけと、キム大監。
そのつもりがないヒソン。
無限の時間のようにあらゆる物を手に入れろというのがキム大監の意向だ。
不安げな様子のヒソン。
女子が好むものを好まず、かわら版が気になるエシン。
『昨日は遠く、今日は不慣れに、明日は恐ろしい、激変の時間だった。私たち皆は、そのように各自の方法で、激変する朝鮮を過ごしている最中だった』
文責:韓国ドラマあらすじ団
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