イ・ドンムンがキム・ヨンジュを引き取りにやって来る。
ホテルからチェックアウトしたのか?と、ユージン。
警務庁で調査でも受けないとな、アメリカ軍を攻撃したと、朝鮮のほうが厳正なのを見せるので心配しないでと、イ・ドンムン。
どんな者がいるのか、頭がいいな、いまこの者が行ける最も安全なところは、朝鮮警務庁の監獄なのでと、ユージン。
失礼した、所持品もお返しくださいと、イ・ドンムン。
写真、写真はどこだと、キム・ヨンジュ。
どんな写真だ?と、ユージン。
出せ、オレの写真!と、キム・ヨンジュ。
オレと対話をするときに真摯にすべきだったろう、機会が多いのに・・・連れて行ってくださいと、ユージン。
オレのだ、出せ写真、殺してやる!などと喚くキム・ヨンジュ。
狂ったのか!ここがどこだと!と、彼の口をふさぐイ・ドンムン。
連行されているキム・ヨンジュ。
傍を籠で通るエシン達。
洋服を着ているので開化している人のようだ、学んだ人がまたいけないことをしたのではないですか?と、アボム&ハマン宅。
エシンの姿を見て・・・お前だったのだな、裏切り者がとの、エシンの母の言葉を思い出し、気が狂った様子のキム・ヨンジュ。
鬼神を見たようになっているのを見て、籠の扉を締めるハマン宅。
尋ねることがあると、ユージン。
長い話なので?先約があってと、ヒナ。
短くすると、ユージン。
ん~、惜しいわ、ついに私に気になることができたのに、どうしてよりによって今日なのかと、ヒナ。
イ・ワニクの夫人を探していると聞いた、どうして探すのです?と、ユージン。
私が探しているのは、イ・ワニクの夫人ではありません、私の母で、別の言い方をすれば私がイ・ワニクの娘だともと、ヒナ。
それならその日、どうして私にキーを入れ替えてくれたので?と、ユージン。
今私がその者と一味なのかと尋ねているのですか?と、ヒナ。
違うという証拠がないんだがと、ユージン。
そうですね、一味じゃないという唯一の証拠は、その瞬間、あなたが生きることを望んだ私の気持ちだけで・・・他人よりダメな肉親もいるというのです、一味であればキーもちゃんとお渡ししたでしょう、死ぬことを望むなら他の方法も多くて、浪人を金で買ったり、召し上がる食べ物に毒を盛ったりと、ヒナ。
フランス製パン所。
お召し上がりください、自然に見せようとするなら・・・と言いながら、カステラを切っているヒナ。
剣を上手く使っているのだが?と、エシン。
フェンシングという剣術を学んでいます、銃に慣れていらっしゃるようですが?と、ヒナ。
近くに銃があっただけだ、剣術はどうして学んでいるので?と、エシン。
私を守ろうと、お嬢様は何を守っているので?と、ヒナ。
その家にどうして行ったので?と、エシン。
同じ理由でしょう、私一人を守ろうと、お嬢様はどうしてお行きになったのですか?と、ヒナ。
召し上がれ、色もきれいだが味もとても良いわと、エシン。
ん~、一切返答をなさらないですね・・・貴いお嬢様の唇が裂けたのはなんと隠されたのでしょうか?と、ヒナ。
誰も私に問わないです・・・敢えてと、エシン。
私が尋ねているではありませんか、今と、ヒナ。
弱点を握ったと考えないでください、いつ炸裂するかわからない爆弾を握っているかもしれないのでと、エシン。
私が申し上げたいことです、お嬢様も私も、両刃の剣を握っているんですよと、ヒナ。
それなら良い、あの日のことは埋めましょうと、エシン。
望むところですと、ヒナ。
自然ですか?と、エシン。
とてもと、ヒナ。
賓館の主人の顔にあざができたのは、どのように隠すのです?と、エシン。
私は痴情の争いに巻き込まれてしまったと、うわさが出れば出るほど、私のあざが入った顔を見物しに、男たちがより集まるので、私はお金をもっと儲けるでしょうと、ヒナ。
金は、稼いでどこに使うのです?と、エシン。
こんなの(カステラ)を買って食べます、あんなのもすべて買って食べと、ヒナ。
アメリカ公使館。
風車を持って外を眺めているユージン。
そこにエシンがやって来る。
単刀直入に、尋ねることがあって来ました、この書信の内容が何なのか知らねばならないですと、エシン。
お元気でしたか?と、ユージン。
いま読んで、どんな内容なのか話してくださいと、エシン。
唇はどうして?と、ユージン。
読んでくださいと、エシン。
他の所は怪我した所はないですか?と、ユージン。
読んでくださいと、エシン。
ご覧の通り受け取り人が貴下です、尋ねることのできる人も貴下だけでと、エシン。
この書信をどうして貴下が持っているのです?と、ユージン。
出所は言えません、そして手紙もまた持っていきます、どんな内容ですか?と、エシン。
私が嘘を読んでしまったらどうしようと?と、ユージン。
私は方法がありません、信じなければ・・・送り人が誰です?と、エシン。
私には父のような人ですと、ユージン。
詳しく名前をおっしゃってくださいと、エシン。
ヨセフ・ステンソンと、ユージン。
何をなさっている人なのです?と、エシン。
宣教師ですと、ユージン。
(かつてユージンが、救世主のように現れた宣教師のことを話していたのを思い出すエシン)
なんと書いてあるのです?と、エシン。
元気なのかと、寒いと、すぐに漢城に来ると、会いたいと、濁酒の注ぎ方を学んだと、神が常にともにあることを願うと、この前手紙で言及していたその女人とは・・・上手く過ごしてるかと・・・私にも一つほど返答できるようなのですだが、この書信をどうして貴下が持っているので?と、ユージン。
もう、ください、行かねばなりません・・・事が解決すれば後にお返しします、その時まで貴下が漢城にいるのならば・・・一つだけ更に尋ねます、皇帝の預り証書です・・・朝鮮を滅ぼす道を歩くだろうと言っていたのに、それをどうして朝鮮に戻してくれたのです?と、エシン。
そのように、一度顧みようとそうしたみたいですと、ユージン。
去っていくエシン。
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