ユージンがホテルに到着したとき、ちょうど出てきたイ・ワニクと出くわす。
テイラー夫人の護衛として行ったときにイ・ワニクとは会っているのでそう話し、暮らしはどうかと尋ねるユージン。
先に住んでいたアメリカ人が非業の死を遂げたからか、入って良いことがない、数日前は泥棒がと、イ・ワニク。
自分の部屋にも泥棒が入って頭がいたいと、ユージン。
どこの狂ったやつがアメリカ軍の部屋を?と、イ・ワニク。
その狂ったやつを、大監の下で働いている者が連れていきました、二人は特別な仲のようですが?と、ユージン。
友人を選べば良いものを、どうしてあんな奴と付き合ってるのか・・・怪我したところはないか?と、イ・ワニク。
見ての通りと、ユージン。
幸いだ・・・会ったついでに尋ねたいことがあるんだが、婚姻はしたのか?と、イ・ワニク。
窓の外にいる二人を見るヒナ。
ヒナを見る二人。
入れ、戸締まりをしっかりとと、イ・ワニク。
予想を超えてるなと、ユージン。
なんと言ってました?言葉をかわされていたようですがと、ヒナ。
婚姻はしたかと尋ねたがと、ユージン。
もし次にまた問われても、愛国者だとおっしゃってください、お湯を準備させますと、ヒナ。
自分の体を臭ってみるユージン。
済物浦(チェムルポ:제물포)に来ているトンメとムシン会の面々。
かなり高いな、今見ると・・・と、トンメ。
部下たちを残して寺に行くと言う。
日本人が何をしにと、寺の中年女。
寺に来る事情なんて皆あれこれではないですか?と、朝鮮語のトンメ。
あら、朝鮮の方だったのですねと、態度を変える女。
先日ここに、コ・サホンオルシン宅のお嬢様が来たと聞いたが、喪服をおめしだったが?だれか亡くなられたのか?と、トンメ。
亡くなられたと言うより、お嬢様のご両親の位牌をここで祀っていてと、女。
どこだ?そこが?と、トンメ。
コ・サンワンとキム・ヒジンの位牌の前に座るトンメ。
私(こいつ)が近くに薬水を飲みに来て・・・は嘘で、私がお嬢様の後を踏んでここまで来ました・・・そのように来た歩みなのですが・・・本当にこのようにいらして、どうしましょうか・・・会えて嬉しくはありませんが、挨拶は差し上げたくて・・・
お嬢様がどんなことなさっているのかご存知ですか?そんな話もして、そうなさっているのか?・・・それでは、どうしてなさっているのかもご存知ですか?私は、わかりません・・・
このように会うとは知らなくて、私は剣を使います・・・私が初めて斬った者が誰なのかご存知ですか?お嬢様でした・・・奢りが過ぎた両班の女・・・選びに選んで、最も鋭い言葉で、お嬢様を斬りました・・・
痛かったはずです・・・未だに痛みを感じていることを願っても、すっかりお忘れになることを願っても・・・ダメでしょう?ナウリ?私が全て隠して知らないふりをしても、ダメなのでしょう・・・私は・・・。
鶏屋。
戸を隔てて座る二人。
申し訳ない、一緒に食事をしようとするなら、この方法しかなくてと、エシン。
大丈夫です、私達は水煮もこのように並んで食べますと、ユージン。
それで、私が方法をちょっと考えてみました、毎回人づてに書信をやり取りすれば、彼らにもできないことでもあるので、暗号を定めましょう・・・私は市の日を言い訳にすることができます・・・
薬材倉庫の薬箱のうちの魚腥草(オ・ソンチョ:어성초)函を開ければ、その中に書信が入っているはずです、市の日のたびに出て来て、そこに置いておくので、確認してください・・・
それと、ひょっとして薬房の軒に赤色の風車がかかれば、それは私に重要なことがあって、暫しの間、書信ができないということですと、エシン。
それならその日のその風車が?と、ユージン。
その、暫しの間で、私は、スナイパーですと、エシン。
いつの日か教えてあげようとしてました、貴下が薬房でとめどなく待ってしまうかと・・・と、エシン。
そうだと言うのに、ミュージックボックスはどうして持って来たのです?私を二度と思わないという別れの挨拶でしたか?と、ユージン。
ただの挨拶でした、私がやって来たというと、エシン。
そうして私と出くわしてしまったらどうすると?と、ユージン。
そういう貴下こそ、どうしてミュージックボックスを再び戻し置いたのです?と、エシン。
私が去ったのを知らせようと・・・と、ユージン。
ならず者が他にいないわ!去ったのだと思って日々私は・・・ハァ~!
泣きました?と、ユージン。
悪口を言いました!と、エシン。
フフッと、ユージン。
だけど私が、その一日だけ行ったようですか?文字を読めないので、書信を書くことができないと思って・・・と、含み笑いのエシン。
空中にエシンの名前を書いてみせるユージン。
文字を学んだのです?と、エシン。
暗記して・・・と、ユージン。
笑うエシン。
参考までに、英文・日文・漢文、全て可能です、私は国文だけできないんですと、ユージン。
良かったです、私はまた貴下が一字無識だと、絵を描かないといけないかと心配したのですが、それなら、今後、漢字で書きますと、エシン。
会いたかった・・・私はそれも書き方を知っています、見ますか?と、ユージン。
見たことにしましょうと、エシン。
あ~、これ、パッチムがあって、ここで・・・難しいんだが・・・ハァ~・・・海は見たことがありますか?と、ユージン。
あります、済物浦湾と、エシン。
銃を撃つので全て見ることができないようだけど?と、ユージン。
そうです、けれど、私は文字は全て覚えました・・・Sea、Sunrise、Sunset、Sunshineと、エシン。
うなずき・・・海から陽が登るのを見たことがありますか?と、ユージン。
見たいです・・・簡単ではありませんが、いつか見に行きましょうと、エシン。
薬房を訪れるユージン。
今日はこんな単語を学んだわ、Zebra・・・(笑うユージン)・・・アメリカには本当にこのように縞の多い馬がいるのですか?と、エシンの手紙。
エシンがやって来る。
函の中は梅で埋め尽くされている。
昨晩に梅の花が咲いたと、公使館の小間使いの少年が胸のところにいっぱい抱いて来ました、もしかして見て笑いました?風が花びらを落とした理由がそれだったみたいですと、ユージンの手紙。
気が急いて薬房の中でつまずくユージン。
海を見に行きましょう・・・貴下が見た途方もない海、一ヶ月かかるその海、水平線向こうにもずっと続くその海、その海から出てくる陽もみましょうと、エシンの手紙。
馬を走らせる二人。
ミスター・サンシャイン 第13話に続く
文責:韓国ドラマあらすじ団
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