グローリー・ホテル。
部屋に戻ったユージンは人の気配を感じ制圧する。
エシンだった。
あ、すまない、また誰か忍び入っているのかと思って・・・ここにどうして?と、ユージン。
忍び入っているの・・・ゴホ、合ってるわと、エシン。
は~、驚いたと、ユージン。
会えて嬉しくはなくて?と、エシン。
それを言えと?と、ユージン。
遅くなりましたが、貴下が気にする二つの質問に、答えに来ましたと、エシン。
一つは何か分かるようです、ヨセフの書信をどこから持って来たのかと、ユージン。
そうです、イ・ワニクの家から持ってきていました、どうしてその家を探ったのかは尋ねないでくださいと、エシン。
もう一つはなんです?と、ユージン。
私も・・・魚腥草の函に入っていたのですが、恋しいと・・・私も、恋しかったです・・・その日、貴下を見ました、見たのに、止まることはできませんでした、申し訳ありませんと、エシン。
大丈夫です、賢明でしたと、ユージン。
慰めは私がしようとしたのにと、エシン。
もうしました、これよりもっと、どのように?と、ユージン。
このように・・・(ユージンの頬に触れ)・・・高貴で偉大な者よ、私の息子よ、お前がどこにいようと、お前のために祈ろう、祈りを捧げない夜も、常に、神がお前と共にあらんことを・・・死ぬほど解釈したわ、その宣教師の代わりに・・・祈祷も、慰めも・・・と、エシン。
涙せずにはいられないユージン。
突如、部屋に銃弾が撃ち込まれる。
向いの建物です、屋上に行かねば、貴下は?と、ユージン。
私の心配しないで下さい、良いように行きます、私の正体がばれたら、騒乱では終わらにでしょうと、エシン。
銃声が鳴ったので、賓館内が混乱するはずです、その隙に抜け出てくださいと、ユージン。
ノックし、何事かありましたか?銃声が聞こえてと、ヒナ。
逃げ道が皆ふさがり、なんとかしようとするユージン。
自分が早いと、躊躇なくドアを開けるエシン。
どんな事が?・・・と思ったけど、友人の方が、また、訪問くださいましたね、今回は入って来るのが見えなかったですがと、ヒナ。
私を裏口まで見送ってください、ここから抜け出さねばなりませんと、エシン。
こう素敵な紳士の方の頼みなので・・・そのモノ(マスク)は使わないで塞いでください、鼻血が出て塞ぐのです、私が殴りましょうか?行きましょうと、ヒナ。
ありがとうと、エシン。
宿泊客を落ち着かせるヒナ。
その間に出ていくエシン。
ホタルっていう女を隠すために、この騒ぎを起こしたのか?と、日本人の男がヒナに銃を突きつける。
仕方なく案内するヒナ。
逃げていく男を撃ち落とすユージン。
ホタルはスミと一緒に隠れていた。
一瞬の隙をつき、剣で銃を払い蹴り出すヒナ。
エシンはまだ出ていっておらず、男の背後から現れ、銃を突きつける。
殺さないでください、この者をしっかり狙っている者がいて・・・安物ですと、ヒナ。
手にとった花瓶で男をぶん殴り、去っていくエシン。
これまであなたは公使館を出入りしていた、それなら私を除去する機会が多かったはずだが?今更ながら私を攻撃する理由は何なので?キム・ヨンジュと仲間で?違うなら、イ・ジョンムンと仲間なのか?と、ユージン。
君こそエシンとはどんな仲なんだ?と、男。
エシンが誰なので?と、ユージン。
コ・サホンオルシン宅の令嬢で、私の友人の娘・・・君の言う通り、公使館に出入りしてよく見たさ、何度か呼んで取り調べをしたのだが?と、男。
要点をぼかさずに質問に答えてください、一体どうして私を狙うのです?と、ユージン。
時間を浪費するな、アメリカ人、そのまま殺せと、男。
写真を取り出し・・・咸鏡道から来た情報によれば、ソン・ヨンは上海にいるものと推定され、コ・サンワンは遺骨で帰ってきて、キム・ヨンジュは私が知っているので、あなたはチョン・スンジュですか?と、ユージン。
この写真が、どうしてその手にあるので?と、チョン・スンジュ。
一体どうして私を殺そうとしたのです?と、ユージン。
君の捜査が真実に近づくほど、我々の組織に脅威になったのだ、たった今羅列した名前を、君は最後まで知るべきでなかったし、それで我々は君を除去することに決定したと、チョン・スンジュ。
エシンが薬房に戻ると、女将が待っていた。
そなたがここにどうして?と、エシン。
そのままでおいでください、行くところがございますと、女将。
どこに?と、エシン。
大将様がお嬢様に会おうとなさっていますと、女将。
その我々とは、義兵たちですか?陶工ファン・ウンサンが、そのオルシンが、本当に殺すように言ったのですか?と、ユージン。
大義のためです、それと、頼みをひとつしよう・・・サンワンに代わってするお願いだ・・・これ以上は、エシンに近づかないでくれ、そのために、その子も危険になることが見える、もしかしたら既に危険かもしれない・・・
君の頭に銃口を向けた人が、今日は私だったが、明日は、エシンがかもしれず・・・その時はどうするつもりなのだ?と、チョン・スンジュ。
心配しないでください、その女人は失敗しないはずです・・・私が避けないから・・・それがもしかしたら今日の事かもしれません、私が今、窯に行くからと、ユージン。
仕方のないことを言わず、君の大義でも守れ、キム・ヨンジュでも捕まえろ!と、チョン・スンジュ。
キム・ヨンジュはすでに捕まえたと、ユージン。
私を呼んだのはそなたなのか?と、エシン。
お嬢様が手を加えられる事がありますと、ファン・ウンサン。
そなたはいつも、私がどうして茶碗を買って行くのか尋ねなかったな、お師匠様が茶碗のおつかいをさせた時、同志ではないかと、考えてはみた、ところで、そなたが我々の大将なのか?と、エシン。
常民が大将なので、驚かれましたか?と、ファン・ウンサン。
ユージンを見つけ、信号矢を射る女将。
賓館に誰かを一人送ったのですが、狙撃に失敗したようです・・・いま川を渡って来ている者がいます・・・その者が誰でも、お殺しくださいと、ファン・ウンサン。
もしかして、川を渡っている者がそのアメリカ人なのか?と、エシン。
彼が善意で動いているのは明確ですが、彼の善意が、朝鮮を危険に陥れます・・・窯の入り口にある橋を渡る者が誰でも、お嬢様の漕ぎ手をした者であろうがなかろうが、お殺しくださいと、ファン・ウンサン。
ミスター・サンシャイン 第15に続く
文責:韓国ドラマあらすじ団
コメント
すみません。ちょっと気になるので。ハヤシ「行使」や清の「行使」となっているのが気になります。原語は分かりませんが、「公使」ではないかと思うのですが。頻出する肩書きなので。こちらがまちがっているかもですが、愛読していて気になるので書かせていただきました。
修正しました!