ソン・ヨンとイ・ジョンムン大監がこの一年求めた銃砲が満州にあり、それを朝鮮に持ち込む計画だったが、日露協約により南満州が日本の手に渡り計画が止まっている、そのために我々が行かねばならないと話すファン・ウンサン。
また、現状では火縄銃しか無いので、戦闘で雨が降ればみな死ぬことになる、だから今からは気をしっかり持たなければならないとも、
作戦のために3つの小隊に分けられる。
第1小隊はサンモクが小隊長だ。
サンモクは生まれて初めて隊長になったと喜ぶ。
エシンは第3小隊の小隊長となる。
汽車の切符を求めたので、第3小隊が先発で行くことになると、ファン・ウンサン。
平壌まで汽車で、シンジュまでは陸路、シンジュから鴨緑江を越えて満州へと行くルートだ。
行く道は並大抵ではなく、隊員たちの無事に責任を持つのが小隊長の任務で、到着すればソン・ヨン大将とイ・ジョンムン大監が待っているだろうとも。
はいと、エシン。
チュニョンとチングクは街へ降りて日本軍の軍服を手に入れ、当日隊員たちが汽車に乗れるように助ける役割を担うことに。
第1小隊と第2小隊は後発で、他の兵と合流して陸路で平壌に移動することに。
子供がお腹を空かせるのは大人の誤りだからと、謝罪の意味で自分の乾飯を分け与えるエシン。
そして、ミュージックボックスを開き音楽を聞かせる。
エシンは涙する。
すると、風呂敷包みを持ったユジンがやってくる。
朝鮮の物を朝鮮にお返ししますと、ユジン。
太極旗だった。
4小隊小隊長は異邦人だと、ファン・ウンサン。
たった一人の小隊の隊員が軍隊式の報告を行い、男たちの笑いを誘う。
笑みをエシンに見せるユジン。
翌日。
太極旗を広げる男たち。
太皇帝陛下が直接下賜されたからか!と、感嘆している義兵。
そこに子供がやって来て、つまずいて泥のついた手を突いてしまう。
びっちりと付いてしまった手形。
わ~、お前はもう大ごとになったぞ、お前これは手形だぞ、手形がわかるか?もうお前は否応なしに愛国しなければならないだが、するか?と、義兵。
はい・・・と、力なく答える子供。
大笑いする大人たち。
この幼いのも愛国すると言うのを見るに、国はすぐに成るなと、サンモク。
また、自分たちもやるかと言い出す。
これですればいい、ホウセンカ!死ぬときは死ぬにしても美しく死なないとねと、女。
こうして皆で太極旗に手形を押していく。
エシンは小指の爪をホウセンカで染めている。
ユジンも同じようにしていた。
こんなのする男を生まれて始めてみたわと、エシン。
この男(エシン)もしてるし。
明日は女です、また美しいと驚かずにと、エシン。
笑うユジン。
京城駅。
洋装のエシン。
他の物は着物姿だ。
チュニョンたちは日本兵の姿でサポートしている。
汽車に乗る直前に振り返るエシン。
危険だと告げ、12時の出発だとも小声で伝えるチュニョン。
二度と見られないかも知れない朝鮮で・・・と、エシン。
男の韓服姿のスミ。
ありがとうございます、ナウリ、ところで、こうして出ていけるでしょうか?と問う。
以前に青い目のアメリカ軍のナウリがこんな言葉を残したさ、朝鮮人たちはいつでも、笠と共にあると・・・スミに笠をかぶせ・・・このカッ笠がお前を守るだろう、God bless you!と、イム・グァンス。
※カッ自体が笠のこと、笠は神と同じ発音のシン。だから笠をかぶっていると常に神とともにあるということになるとカイルが言っていた。
活字を日本から輸入したという郵便記録により、号外を発行していたのがヒソンだとバレてしまう。
伊藤博文が憤慨していたこともあり、チョン警視総官は総督府に連絡を入れる。
現像した写真を見ているヒソン。
無用だった私の人生に君たちは、栄光だった・・・。
荷物をまとめ、覆面姿のエシンの写真を紙に巻く。
それらを木箱に入れ風呂敷に包む。
ここが風水での良地なので、バレずに長く隠れ、必ず発見されろと、穴を掘って埋める。
何をなさってるので?と、ユン・ナムジョン。
驚いて足を踏み外し・・・ちょうどよいところへユン記者、早く退勤して、あ、行く道にこれを持っていってと、ヒソン。
写真機を?どうしてです?と、ナムジョン。
誰かが私を応援するとくれたんだが、私は君に渡すんだ、応援する、ユン記者と、ヒソン。
私を解雇なさるので?と、ナムジョン。
わかったら早く行け、当分の間ここに近寄らず・・・君まで危険に晒されることもある、はやく!と、ヒソン。
必ず尋ねに来なければなりませんよ、ちゃんと保管しておきますから!と言い、ショベルを持って去っていくナムジョン。
そうだな、ショベルを取りにかならず行く!と、ヒソン。
写真を埋めたところにむしろをかぶせ棚を置き、出ていこうとするヒソン。
けれど、一歩遅く警視庁に逮捕されてしまう。
朝鮮兵が日本兵に銃殺されている。
駅に向かって伝達に走る騎乗の日本兵。
駅に行くという義兵を、馬よりは遅いと押さえ、眼の前の朝鮮兵を救うことを優先するファン・ウンサン。
戦闘が始まる。
ユジンが駅にやって来て、スミと合流する。
そこに先程の馬に乗った日本兵がやって来て、汽車に暴徒が乗っていることを伝える。
ナウリ、どうしてそうなさるのです?何か上手く行かなかったのですか?と、イム・グァンス。
やはりイム訳官の予感は常に当たる、スミ、再び戻らねばならない、汽車は危ないようなのでステラを訪ねろ、これ(手荷物)をちょっと頼まれて・・・(イム・グァンスに)その時々で世話してくださいと、ユジン。
ナウリ!と、スミ。
イム・グァンスの手のひらに、書けなかったハングルでイム・グァンスと書くユジン。
涙するイム・グァンス。
いつもありがとう、元気でと、ユジン。
ナウリも、朝鮮に、再びきっと・・・と言い、ハグするイム・グァンス。
そして、スミを連れて行く。
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