銃を確認するユジン。
倭の奴らが汽車の出発を遅らせました、どうやらバレたようですと、チングク。
内部に兵は何にいるのだ?と、エシン。
12名程度になりますと、チュニョン。
多くはないな・・・兵力が更にくるということだ、その前にすぐに汽車を出発させねば、まだ汽車に2名乗っていません・・・(立ち上がり)・・・そなたは私について来い、この汽車をすぐに出発させると、エシン。
怪しまれそうになったユジンだが、ちょうどやって来た黒田男爵に話しかけ、モリタカシを俎上に上げることで、上手く駅の構内に滑り込む。
機関士を脅し、汽車を出発させるエシンたち。
そなたはこの汽車を決して止まらせてはならない、どんな手を使っても、できるか?と、エシン。
はい隊長さまと、チングク。
私が出ればドアの鍵を締めてと、エシン。
出発する汽車。
黒田男爵の手を取り、汽車に乗せるユジン。
あなたがいなければ大きな契約を逃すところでしたと、感謝する黒田男爵。
私は一般車両の席なのでと、ウイスキーを断り車両を移るユジン。
ユジンを見つけ歩み寄るチュニョン。
挨拶は後で、日本軍はさらに5・6人乗って、特等に使い道のあるものが一つある、お前は死んでも平壌まで到着する、同士たちを守って、お前は獅子だ、ようやく挨拶するか・・・誇らしい、会いたくてと、ユジン。
涙をこらえるチュニョン。
エシンの覆面姿の人相書きを見ながら、暴徒を探している日本兵。
子供が倭の奴だ!と言ったため、それをごまかす看護婦。
バッグに入れている銃に手をかけるエシン。
隣に誰か座ったので横を向く。
ユジンだった。
私を置いていきバレて驚いてるのか?嬉しくて驚いてるのか?立派な対処でしたと、ユジン。
私はとある立派なアメリカ人の妻でと、エシン。
笑みを浮かべ、銃弾の数を確かめ・・・すぐに行かなければならないと、ユジン。
どこへ?と、エシン。
私の席は特等席だと、ユジン。
手を握り・・・何をなさろうとするのです?弾丸も一発しかないのにと、エシン。
いつもそうであるように、一発よく打てばいいんですと、ユジン。
エシンの手を握り返し去っていく。
戦闘に勝利したファン・ウンサンは武器を整えすばやく撤収することを義兵に伝える。
けれど、尋常でない数の日本軍に包囲されてしまう。
勝てるでしょうか?と、震える若い兵。
さあ・・・そうだからと、背を向けるのか?華麗な日々だけが歴史になるわけではない、負けることも知り、こんな武器で長く耐えられないのもわかっているが、我々は戦わねばな、戦って知らせねばな・・・我々がここにいて、怖かったが、最後まで戦ったと・・・と、ファン・ウンサン。
はい、やりましょう、一度死ぬでしょ、二度死ぬか?と、鍛冶屋。
は~、どうりで、昨日の夢が良かったさ、オレが、あいつらのうちの半分は、あの世へ連れて行けるでしょうと、義兵。
いいな、行こう、全隊員、進撃せよ!と、ファン・ウンサン。
怒声と太極旗と共に進撃する義兵たち。
黒田男爵のところへ行くユジン。
そして、モリタカシを殺したのは朝鮮から逃げたあるアメリカ人だと言い、銃を向ける。
日本兵の拷問を受けているヒソン。
写真や名簿のありかを聞き出そうとしている日本兵。
また、暴徒のファン・ウンサンとコ・エシンは仲間じゃないのか?とも。
実に美しい名前を聞きますね・・・私はもともと、美しく無用なものなどが好きです・・・月・星・花・笑い・冗談・そんなもの・・・そんな理由で、彼らと一味として括られるなら、光栄ですと、ヒソン。
日本語で話せといっただろう!と、日本兵。
唾をかけるヒソン。
角材で頭を殴る日本兵。
血を吐くヒソン。
そして、椅子ごと倒れ・・・絶命する。
暴徒探しが続いている汽車の中。
チュニョンに対して見ない顔だと指摘する日本兵。
立ち上がり・・・私を探しているなら、こちらだと、帽子を脱ぐエシン。
銃撃戦が始まる。
多勢に無勢で、絶体絶命のチュニョンとエシン。
すると、やめろ!との黒田男爵の声。
ユジンが彼を人質にとり連れてきていた。
そして、日本兵を下がらせる。
今私も銃が空です、どうするつもりですか?と、ユジン。
朝鮮が少し遅く滅びる方へ歩いている最中です、少しだけ持ちこたえてください、すぐトンネルが現れるでしょうと、ユジン。
トンネル?と、エシン。
洞窟の橋のようなものです、それで言うのですが、泣かないでください、これは私のヒストリーで、私のラブストーリーです、それで行くんです、
あなたの勝利を祈り・・・(目に涙を浮かべ振り向き)・・・あなたは出てお行きなさい、私は一歩退くので・・・と言い、笑みを浮かべるユジン。
次の瞬間・・・前へ行け!!!と叫び、日本兵を移動させつつ黒田男爵と共に前の車両に乗り移る。
最後の銃弾で、連結器を撃つユジン。
追いかけるエシン。
連結器が外れ、ユジンのいる前の車両が遠ざかっていく。
撃たれるユジン。
チェ・ユジン!!!と叫ぶエシン。
そして、泣き崩れる。
一瞬空を見上げ、絶命するユジン。
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