9年ぶりにビールを酌み交わすキム・シンと死神。
ついに我が家に戻ってきたなと、キム・シン。
オレの家だ、まだレントが10年残ってると、死神。
ハッ・・・妹とは?と、キム・シン。
会わずに暮らしているさ、9年を・・・恋しさという罰を受けている最中だ、どうせオレは、永遠に罪人なので・・・その他の漏れた者は?会ったのか?と、死神。
ああ・・・と、キム・シン。
覚えて、いないだろ?と、死神。
ああ、ラジオPDになってたよ・・・良かったよと、キム・シン。
オレも時々聴いてるさと、死神。
オレにも教えてくれ、聴けるようにと、死神。
ドアの暗証番号を押す音。
トッカ、トッカ!トッカ、トッカ、トッカ!と、死神。
慌ててキム・シンをソファーの後ろに隠す。
端部屋のおじさんと、トッカ。
ああ、来たのか?何の用だ?と、死神。
会社でおかしな人に会ってしまって、気分も落ち着かなくて、端部屋のおじさんがお元気かと思って一度来てみたんだ・・・
ところで端部屋のおじさん、おじさんなら叔父でしょ?おじさんはどうして端部屋のおじさんなの?そうしてみるに、端部屋のおじさん、いつからうちに住んでる?と、トッカ。
不動産契約書見ればわかるじゃないかと、死神。
あ~・・・ところで、どうして酒瓶が2瓶なの?誰か来たの?と、トッカ。
オレが両手に一本ずつ握って飲むのを好んでと、死神。
それじゃあ、ソファの後にあるあのカカトは何なの?と、トッカ。
ビールを吹き出す死神。
わ~、このソファが本当にいい!ほんとに主人の目が高い!と言い、立ち上がるキム・シン。
仕上げが良いと、死神。
あ!!!さっきそのおかしな、その珍しい!髪切られたんですねと、トッカ。
髪がスッキリしたのだな、私はあの者の友人、この家にあそびに・・・と、キム・シン。
帰るさ!帰ろうとしていたところだった、楽しかったよ、帰れ!と、手を振る死神。
ああ、そうだなと、キム・シン。
帰れと、死神。
会えてうれしかったぞと、トッカに告げるキム・シン。
はいと、トッカ。
下品な服を着ていたなと、キム・シン。
何だろ?出生の秘密に?端部屋のおじさんも一味なのか?と、トッカ。
二階にドアが閉まる。
たった今二階でドアの音がしなかった?と、トッカ。
しなかったけど?と、死神。
したんだけど!と、トッカ。
しなかったけどと、死神。
したよ、した!と、トッカ。
しなかったさ・・・トッカ!トッカ!オレの目をちょっと見るか!?と、死神。
ウンタクの部屋はそのままで、布が被されていた。
外の気温が2℃なのに22℃と放送したことで、ラジオの製作陣は頭を抱えていた。
私が間違って書いたって、作家が一日いない欠点がこのように出るわ・・・心配しないで、私が責任を取るわと、ウンタク。
22℃なのに風邪に気をつけてで辻褄が合うのか、恋愛でもしているのか?気分が春の日なのか!と、嫌味を言うチーフPD。
けれど実際に放送局前が22℃になり、花も咲き始める。
外に確認に行くウンタク。
そこでキム・シンを見つける。
カフェ。
桜の花が咲いたとのニュースに驚いている人たち。
ウンタクは電話をしている。
改編の時、聴取者たちが一番たくさん離れて行くというのよ、だから改編前に雰囲気をちょっとつないでおいてこそ、既存の聴取者も維持させて!と、ウンタク。
暗くなってきたのでロウソクがサーブされる。
はい、分かりました、一旦、改編案を送るから一度見てくださいと、ウンタク。
無意識にロウソクの火を吹き消す。
席の向いからドリンクが差し出される。
キム・シンだ。
また涙が出そうになり・・・あ~、どうして、薬を飲んでもその時だけね、だから私の話か・・・いったい何なんでしょ?と、ウンタク。
何が・・・ですか?と、キム・シン。
どうしてそこに座っておられるのですかって!と、ウンタク。
誰かが呼んでと、キム・シン。
それはそちら側の事情で、相席しないんですが・・・その方は、来られなかったのですか?と、ウンタク。
来ました・・・来たんですが、私に気づかないみたいですねと、キム・シン。
はい・・・理由はしっかり聞いて、ですが、私は約束があってちょっと不便です、彼氏が来るんですよと、ウンタク。
彼氏はいないようだけどと、キム・シン。
あ~、メールちゃんと言ったかな、急ぎなんだけど・・・散髪されましたね、見違えるほどと、ウンタク。
ずっと見違えてるでしょと、キム・シン。
分かって見てるんだけど!ところで、さっきそこにいたでしょ?と、ウンタク。
私がどこにでもいて、どこにもいない方でと、キム・シン。
さっきそこ、22℃、放送局の前と、ウンタク。
誰かをちょっと見ようと・・・恋しかったんです、とてもたくさん・・・見ていれば私に駆け付け、すぐにでも抱きつかれるようで、だけど、そんなことは起きないという事を知っているから、心が痛いんですと、キム・シン。
ところで、その話を、どうして私にするの?と、ウンタク。
お尋ねになったのでと、キム・シン。
ところで、何か注文されないので?と、ウンタク。
ドリンクを受け取るキム・シン。
いや、どうして5000ウォンがない・・・カフェにどうして来られたって?と、ウンタク。
あ、それが、財布がコートにあって、その、コートを準備して出る余裕がなく呼ばれて来て、すみません、いただきます、この借りは必ず次に返すので・・・と、キム・シン。
次に会うことはなくて、どちら側にお行きに?と、ウンタク。
指差すキム・シン。
それとは逆に去っていくウンタク。
ちょっとだけ、もっといるだろ・・・と、キム・シン。
死神の茶店に飛び込み・・・オレ、5000だけ金を借りるよと、キム・シン。
は~、と言い金を渡し・・・ドアを締めていけ!と、死神。
またある日・・・オレ、1万ウォンだけ、本買うのにと、キム・シン。
金を渡し、機械の修理のためにアフターサービスを読んだのに来ないのでイラつく死神。
オレ、10万ウォンだけ、肉を買うのに!・・・です・・・と、キム・シン。
お前を私の記憶にそのまま置いた、神の意志があるだろうと、死神。
そこまで言うのでかなり困るな・・・最後の方法を使うしかと、キム・シン。
昔を考えて、「金よ来い、さっさと!」はだめだ!固有番号があって、出て売ることもできないぞ、それ!と、死神。
混乱するな、それじゃあ、やはり、その方法だけなのか!?と、キム・シン。
何なんだ?と、死神。
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