揀擇(カンテク)-女達の戦争 第1話・第2話視聴感想(あらすじ含む) チン・セヨン&キム・ミンギュ主演韓国ドラマ

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チン・セヨン&キム・ミンギュ主演韓国ドラマ

揀擇-女人達の戦争(カンテク-ヨインドゥレ チョンジェン:간택 – 여인들의 전쟁)

第1話・第2話視聴感想(あらすじ含む)です。

 

揀擇-女達の戦争

 

 

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揀擇(カンテク)-女達の戦争 作品データ

  • TV朝鮮で2019年12月14日から放送開始の週末ドラマ
  • 脚本:チェ・スミ(최수미)
  • 演出:キム・ジョンミン(김정민) 『大君』『朝鮮ガンマン』
  • 2018年8月1日から連載が開始されたユン・イス(윤이수)による同名ウェブ小説が原作
  • あらすじ:正統王朝李(イ)氏でない者に唯一許された朝鮮最高の地位「王妃」の座を狙う者たちの、命を懸けた競合が繰り広げられる宮中サバイバルロマンスを描いた物語。

 

 

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揀擇(カンテク)-女達の戦争 第1話・第2話視聴感想(あらすじ含む)

週末は『チョコレート』『愛の不時着』と見るべきドラマが多いのに、またまた気をそそられるドラマがスタートしました。

主人公を演じるのは、もう史劇女優と言ってもいいチン・セヨン。

『獄中花』『大君』のあとに『アイテム』を挟んだものの、今回も史劇のヒロインです。

しかも、『大君』と同じTV朝鮮でプロデューサーも同じ。

『大君』では作りの粗さを感じましたが、今回の『揀擇』はこなれた感があります。

制作陣も史劇の描き方を掴んできているのかもしれませんね。

 

初週の視聴率は3%に届かないところで推移。

強力な冬ドラマが放送されている中では、まずまずの成績ではないでしょうか?

これからどのように推移するのか注視しておきたいところです。

 

舞台は架空の朝鮮王朝。

キム・ミンギュ演じるイ・ギョンのモデルは、おそらくは第24代憲宗(ホンジョン:헌종)ではないかと思われます。

大王大妃(テワン テビ:대왕대비)が出てくること、新式ライフルが出てくること、安東金氏(アンドンキムシ:안동김씨)が実権を握ろうとする最中、他の姓の中殿(チュンジョン:중전)を迎えていることなどがその理由です。

 

さらに、ト・サンウ演じるイ・ジェファは、江華島で田舎暮らしをしていたのに王にさせられてしまった江華トリョンこと第25代哲宗(チョルジョン:철종)がモチーフのような気がします。

ドラマ内では済物浦(チェムルポ:제물포)にいた設定で、臣下がコントロールしやすい弱い王を推戴しようと連れてこられた人物であることも、哲宗と共通しています。

 

タイトルの揀擇(カンテク:간택)

第1話で描かれたように、王や世子の嫁取りの儀礼と実務のことを指します。

詳しいことは過去に別サイトにまとめていますので参照してください。

 

http://xn--u9j228hz8b124aww4c.com/taiyo/%e6%8f%80%e6%93%87%ef%bc%88%e3%82%ab%e3%83%b3%e3%83%86%e3%82%af%ef%bc%89-%e5%a4%aa%e9%99%bd%e3%82%92%e6%8a%b1%e3%81%8f%e6%9c%88-%e7%ac%ac%ef%bc%94%e8%a9%b1%e8%a7%a3%e8%aa%ac%ef%bc%88%e3%81%82%e3%82%89/

 

 

さて、登場人物紹介やこの時代の予備知識が無いままにこのドラマを視聴した方は大いに混乱したのではないでしょうか?

歴史の流れを知っていればデフォルメされた部分はわかってくるのですが、この時代がドラマに取り上げられることはあまりないので、余計に混乱に拍車がかかっていることと思います。

 

第24代憲宗(ホンジョン)は第22代正祖(チョンジョ:정조)の2代後の王で直系です。

正祖はあのイ・サンですよ。

彼の息子が第23代の純祖(スンジョ:순조)

純祖には息子がいたものの、代が変わる前に亡くなります。

それが追尊翼宗(イクジョン:익종)で、その翼宗の息子が第24代憲宗(ホンジョン)。

このような経緯があるため、憲宗(ホンジョン)は8歳で即位。

当然ながら垂簾聴政(スリョムチョンジョン:수렴청정)を受けつつ王位を維持。

そして、史実として中殿を一度失っています。

最初の中殿が安東金氏、2度目が南陽洪氏でした。

 

一方で、ドラマでは大王大妃(テワン テビ:대왕대비)大妃(テビ:대비)、中殿の姓は史実とは異なっています。

大王大妃は当時の権勢家である安東金氏と豊壌趙氏(プンヤンチョシ:풍양조씨)出身ではないため、王室の強化に注力しているとの設定。

大妃は安東金氏。

そして、イ・ギョンが最初に娶った中殿はカン・ウンボの双子の姉カン・ウンギだったのでカン氏でした。

 

史実においてもドラマ内でも、外戚が権力を握って王権が弱体化している時代。

そのため、英祖(ヨンジョ:영조)・正祖の代には復権していた南人(ナミン:남인)も権力の中枢から弾かれている状況。

政治的思惑もありつつ初恋の人を中殿に迎えることで、政治的パワーバランスを変えようとしているイ・ギョン。

その初恋の人が実はウンギではなくウンボだったことには、おいおい気づくことになるのでしょう。

 

権勢家の権力闘争に巻き込まれている弱体化した王室を守るために、大王大妃はカン氏を一家ごと大逆罪人に仕立て上げ、事態の収拾を図ろうとしています。

もちろん、イ・ギョンはそれに反対して裏で動いてはいますが、それが功を奏するのかは次週の展開次第です。

予告を見る限りでは再揀擇が行われ、愛と復讐のヒロインとなるべくウンボが名乗りを上げるといったところでしょうか。

 

時間があれば来週までに人物関係図も含めたキャスト情報をアップしたいところですが・・・年末になりそうです。

それまではみなさん踏ん張って視聴してください。

 

揀擇(カンテク)-女達の戦争 第3話視聴感想(あらすじ含む)につづく

 

文責:韓国ドラマあらすじ団

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