グローリー・ホテルに戻るヒナ。
ちょうどそこに客がやってくる。
いらっしゃ・・・と、途中で言葉を途切れさせるヒナ。
招かれざる客なのだ。
その男はイ・ワニクが漢城病院の外科専門医として呼んだドクター・マツヤマだった。
李家(リノイエ:イ・ワニク)さんは何に動かされたのかしら?と、ヒナ。
私の死体検案書ですと、ドクター・マツヤマ。
ヒナの夫の本当の死因が書かれた検案書だとも。
イ・セフンに撃たれた少女は、新式病院の漢城病院でドクター・マツヤマに診てもらっていた。
幸い命には別状がなく一週間ほどで退院できる状況だ。
それを聞き喜ぶイルシクとチュンシク。
ユージンの手足として動いているのだ。
良くなりさえすればいいと、イルシクとチュンシク。
そんなはずがないではありませんか、誰かが私を売るために生かしたのですか?と、少女。
そんな世の中しか生きたことがないから知らないようだが、本来大人たちが望むことはなくても、子たちを生かさねばと思うんだ、だから良くなりさえしろと、イルシク。
私を助けてくれたナウリが一体誰なんですか?と、少女。
アメを買っているユージン。
助けてくれた人の正体を知りたいという少女に対し、口を閉じたから心配しないでと、イルシク&チュンシク。
どうして秘密に?かっこいいかとやったのにと、ユージン。
そう言うとアメを受け取って去っていく。
大きくなって再び故国に戻ってきたら、立派な人になって戻るのでは?と、チュンシク。
アメリカ式冗談じゃないのか?ジョークだ、ジョーク、すぐには笑えなくても、後で大きく笑えると、イルシク。
国文を教えてくれた授業料としてアメを渡すユージン。
本当に私にくださるので?と、喜ぶトミ。
カナダラマパサ・・・と、文字の練習をしているユージン。(あいうえおに相当)
「元気か」はどうやって書くんだ?と、ユージン。
学びにも段階があるというのです、タッソリ(子音)・ホクソリ(母音)から進んでください、ナウリの実力ではサンパッチム(パッチムが一つ)はまだ無理ですと、相変わらず厳しいトミ先生。
アメはうまかったか?と、ユージン。
はい、甘く美味しかったです、早くお書きくださいと、トミ。
そうなんだな・・・と、ユージン。
そこに、イム・グァンスが入ってくる。
急いで紙とペンをユージンから奪い、代わりに練習し始めるトミ。
イム・グァンスは約束があるから先に退庁すると言う。
また、前と同じところを勉強しているトミにツッコミを入れ、ナウリが貴重な時間を割いているのにちゃんと座って!とも。
トミだけでなくユージンも姿勢を正す。
歳がいくつでまだ諺文(オンムン:언문)ができずに?文字がわかってこそ将来情人ができたら書信も書けるんじゃないか!恋しい、会いたい、会おう、こんな言葉も書けないのか男が!・・・そうではありませんか?ナウリと、イム・グァンス。
知らないってことはないんだが、今と、ユージン。
何をおっしゃってるのですか?ナウリと、イム・グァンス。
言葉に棘があるんだが?私が痛いんだが・・・と、ユージン。
厳しくしろ!と言って帰るイム・グァンス。(知ってるの?)
前に書いたのを覚えてなくてと謝るトミ。
お前がより悪い!それでお前がより会いたくてどうしようと、ユージン。
え?と、トミ。
ケヒャンがイ・ワニクに会いに来ている。
この女はすでに大監の女ですと、身請けを求めている。
イ・セフンがそうなる前に金を持ち出し逃げた女をどうして信じられようかと、イ・ワニク。
同じ失敗を二度しないではないですかと、ケヒャン。
また、金もグローリー賓館の女主人にすべて持っていかれ、すごく悪い女だたと話す。
結局、口が災いして警務庁を呼ばれてしまう。
けれど、その後、ヒナに救われる。
警務帳の兵にクッパプの対価として金を渡し、ケヒャンを開放させるヒナ。
私の金を!と、文句を言うケヒャン。
私が言ったようですが、金は夫人の命の対価だとと、ヒナ。
話すなら全て話しといてよ・・・イ・ワニクの娘だとどうして言わなかったの?私はそれも知らずにあれこれと言って警務庁に!と、ケヒャン。
私の悪口でもおっしゃったようですねと、ヒナ。
いえ、それは・・・そうよ言ったわ!この程度言えないとでも?と、ケヒャン。
関心がないので約束通り、見たことでもおっしゃって、その時間に従婢は何人いるのか、守る者は何人なのか、部屋の位置、扉は引くのか開くのかなどなどと、ヒナ。
どうやら、ケヒャンを間者として送っていたようだ。
トミの姉が例の絹を燃やしている。
それを目にし声を掛けるヒナ。
私が賢くできなかったようで、遅いですが今からでも燃やしてしまっているのですと、トミの姉。
ん~、そうね、私もひたむきにお前のようにしなければならなかったのに、賢くできなくて、こう煩わしくなったわと、ヒナ。
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