ヒソン若様がお嬢様に送った籠ですと、スミ。
まあ、今の状況に花かごを送ることはないはずだけどと、ハマン宅。
そこにコ・サホンがやってきて、エシンに伝えて行ってこさせろと言う。
ちょっとだけ待っててと、スミに告げるハマン宅。
また、生きてけないわと嘆く。
グローリーホテル。
8番ボールを指で落とすヒソン。
それを先に落としたら負けますと、ヒナ。
知っています、代わりに、新たな競技を始められるでしょうと、ヒソン。
お嬢様がおいでになりました、どこにお招きしましょうか?と、ヒナ。
ここにお願いすると、ヒソン。
来る道は楽でしたか?と、ヒソン。
お蔭で・・・元気でしたか?と、エシン。
努力中です・・・その時私がビリヤードを教えてあげて見るに、すごく素質があったのですが・・・今日は私と賭けを一戦しましょう、勝った人のお願いを聞いてあげる、私が先にします・・・これは必ず勝たねばならない賭けで・・・縞の玉は私の玉ですと、ヒソン。
先日とは異なり凄腕で、エシンにプレイさせることなく8ボールを落とし勝ってしまう。
私が勝った、賭けをしたので、お願いを聞いてくださいと、ヒソン。
お願いがなんですか?と、エシン。
私たちもう、粉々に別れましょう・・・もう君は私の、私は君の、婚約者じゃありません、これが私の願いです・・・あのドアを出れば、あらゆるひそひそ話しが、あなたに降り注ぐでしょう、どうか、よく耐えてくださいと、ヒソン。
貴下こそ・・・いつもありがとう、今日までも、本心ですと、エシン。
信じます、あなたが一時、私のホ本心だったからと、ヒソン。
納采書を燃やすヒソン。
本に挟んでいた押し花を風に任せるエシン。
事がこうなり、面目ありませんと、尹氏夫人。
いいえ、縁でない縁を結んで置いたようですと、チョ氏夫人。
私達は男なので・・・エシンが心配です・・・生涯の傷になるでしょうにと、尹氏夫人。
ちゃんと打ち勝つ子です、気を使っていただきありがとうございます・・・どうかお元気で、お会いするたびに風邪を召されているようでと、チョ氏夫人。
あ~、これ・・・(首に巻いたものを外し)・・・私の生涯の傷でしょう、この傷跡が、そちらのお宅の令嬢を嫁としてお受けできない理由です・・・事情は尋ねないでください、生涯心に刻み生きようと思います・・・
親戚の縁はダメでしたが、会うたびにとても嬉しかったです、度々遊びにいらしてください、そちらのお宅のオルシンもお元気であられることを祈っていますと、尹氏夫人。
夫人もお元気でいらしてくださいと、チョ氏夫人。
ヒソンが危惧したとおり、噂話が街を飛び交う。
エシンの体に大きな傷があるなどなんだの。
ついに、一尺さらに遠くなられましたね・・・と、トンメ。
クッパプを食べているイム・グァンスとユージン。
最近行く所々でその話ですね、エシンお嬢様です・・・実はお嬢様とキム・アンピョン宅のヒソン若様とは婚約していた仲だったのです、その婚約が・・・と、イム・グァンス。
また、イム・グァンスは、ヒソンに他の女がいて、だから留学からも戻ってこなかったと推理する。
違うはずだ、彼は他の女人はいない、ただ一人の女人だけのはずだ、今後も・・・と、ユージン。
それをナウリがどうしてご存知で?と、ユージン。
そんな話をしていたら、複数の兵からいきなり銃を突きつけられる。
警衛院(キョンウィウォン:경위원)からやって来た兵だ。
どうしてこのようなのでしょう?と、イム・グァンス。
アメリカ公使館領事代理、ついてきてくださいと、官吏。
まったく、私はまた・・・と、イム・グァンス。
私はまた?と、ユージン。
随分前の記憶ではありますが、そのときナウリもこうされたのですがと、イム・グァンス。
そして、行けとの手振りをして、クッパプを頬張る。
うまいか?と、ユージン。
ファン・ウンサンとスングが酒を飲んでいる。
イノシシばっかり食べていて、魚が食べたくなって海に行ったなどと話している。
美味しく食ったか?と、ファン・ウンサン。
何かあったのか?おじさんらしくなく、どうしてこのように聞くんだ?と、スング。
オレは予言を一つしてやろうか?お前の頭に、すぐに何かがかぶされることになるだろうと、ファン・ウンサン。
すると、突然袋をかぶせられ、連れて行かれるスング。
スングが逆賊になると言っていたことを思い出し・・・道は私が開けてやったので、やるのならやって見るなり・・・と、ファン・ウンサン。
スングが連れて行かれた先にはイ・ジョンムンがいた。
大監が、私をどうして引っ張って?ウンサンおじさんはどこにいる?と、スング。
ファン・ウンサンは心配することはない、彼に私が頼んだのだと、イ・ジョンムン。
一体私に何の会うことがあって・・・?と、スング。
いま王宮にはイ・ワニクの指示を受ける者が溢れている、私は彼らから皇帝陛下を守る武士を探していて、それで、警衛摠管の座に、砲手チャン某を座らせると、イ・ジョンムン。
笑わせないでくださいと、スング。
それなら、あれらが苦難を経験するのだろうが?と、イ・ジョンムン。
ユージンと鍛冶屋が同じように引っ張られてくる。
いや一体どんな集まりなので?と、ユージン。
昨年の秋、アメリカ軍が朝鮮に入ってきた時、汽車で銃器盗難事件があった、私はその犯人を探しあて、今から対質を開く・・・誰かは盗み、誰かは分解し、更に誰かは黙認してと、イ・ジョンムン。
その事件がそうではあるけれど、その事件はすでに締めがうまく行っていて・・・と、ユージン。
アレン公使もそう思っているのか?と、イ・ジョンムン。
いや、どうして、朝鮮人たちは皆、それで脅迫するのです?と、ユージン。
この締めはチャン砲手ができるようなのだけど、私が座らせる警衛摠管が窃盗事件の犯人になれるはずはないのでは?と、イ・ジョンムン。
どうしてそんな目で見るのです?それは無礼な目です・・・見るに官職をやるという話のようだけど、官服が本当によく似合う顔です、早くやるとおっしゃい・・・と、ユージン。
考えて見るに、カタキが王宮の中に二人もいるのに、断る理由がないな、やってみよう、それならと、スング。
二人とは?イ・ワニクでなく更に誰に恨みがあるというのだ?と、イ・ジョンムン。
あ~、それなら大監で3人か?と、スング。
高宗(コジョン:고종)を撃とうとしたスングを止めたことを思い出すユージン。
ところで、警衛摠管が何をする席ですか?と、ユージン。
皇帝陛下を最側近として護衛する重大な席だと、イ・ジョンムン。
しろって!と、スング。
ちょっと遠目でなさって、ひとまず私が生きなければならなくてと、ユージン。
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