イ・ビョンホン)、キム・テリ、キム・ミンジョン、ユ・ヨンソク、ピョン・ヨハン主演のキム・ウンスク脚本によるtvN韓国ドラマ
ミスター・サンシャイン(미스터 션샤인)
の第18話視聴感想(一部あらすじ含む)です。
ミスター・サンシャイン(미스터 션샤인) 作品データ
- 韓国tvNで2018年7月7日から放送開始の週末ドラマ
- 脚本:キム・ウンスク(김은숙) 『トッケビ』『太陽の末裔』『シークレット・ガーデン』
- 演出:イ・ウンボク(이응복) 『トッケビ』『太陽の末裔』
- あらすじ:辛未洋擾(シンミヤンヨ:신미양요:1871)時に軍艦に乗船しアメリカの地を踏んだある少年が、アメリカ軍人の身分で、自分を捨てた祖国である朝鮮に戻り駐屯し、そこで起きる出来事を描いたドラマ
ミスター・サンシャイン 第18話視聴感想
まずは視聴率を。
14.722%と、流石に昨日よりは上げてきましたが、15%台への復帰はなりませんでした。
内容自体もピークのある回ではなかったため、こんなところでしょう。
首都圏視聴率も含めたグラフはこちら → 韓国ドラマランキング ※昼ごろに更新予定
トッケビの視聴率グラフはこちら → トッケビ 視聴率 第15話16.917%、最終回18.680%でケーブル系1位 20170121
韓国人の歴史感とモリの描かれ方
再び嫌な日本人が登場しましたね。
ラスボスでしょうか?
ニューヨーク滞在時にはおどけた印象だったモリタカシも、朝鮮にやってきて、極悪なエリートとして描かれることとなりました。
以前に本人がそうなる事を、ユージンに示唆していましたね。
そのモリタカシ。
日本人だと、まずもってこんなキャラを作ることはないでしょう。
明らかに韓国人の歴史感と肌感覚を元に作り出されているハイブリットなキャラクターです。
韓国人にとっての大日本帝国が、極悪非道で野蛮に写り、そのように描写されるのは致し方ないことです。
けれど、日本人にはない韓国人の要素を植え付けられていることに、とても違和感を感じました。
イ・ワニクとの会話からその違和感を紐解いてみましょう。
朝鮮は倭乱・胡乱を経験しながらも、今まで生き残った、その理由が何かわかってこそ・・・その時ごとに国を救うと命を差し出す、誰が?民衆たちが・・・彼らは自らを義兵だと呼ぶでしょう・・・壬辰年に義兵だった者の子供たちが、乙未年に義兵になったでしょう・・・ 乙未年に義兵だった者の子供たちは、今何をしているでしょうか?と、モリタカシ。
義兵の小僧たちがそう大したものなら、今まで私が生きているだろうか?と、イ・ワニク。
なので問題なんじゃないか!売国奴一人処断して恨みを晴らすことより、さらに大きい絵を描いているという意味だから・・・私は壬辰年に先祖たちが朝鮮人にやられた羞恥を反復するつもりはない、義兵は必ず災いとなる、朝鮮人の民族性がそうだ!
林公使が本国から戻ってくる時、日韓議定書を持ってくるはずだ、壮語するのに朝鮮人は命を差し出し飛びつくこと・・・さあ、今から何をしなければならないだろうか? 精神、朝鮮の精神を毀損するんだ、民族性を抹殺しなければならないと、私はそんな事をするぞ・・・と、モリタカシ。
先に言葉の説明を・・・
倭乱とは、1592年の壬辰倭乱(イムジンウェラン:임진왜란)、1597年の丁酉再乱(チョンユチェラン:정유재란)、秀吉の朝鮮出兵、文禄・慶長の役のことです。
胡乱とは、1627年の丁卯胡乱(チョンミョホラン:정묘호란)、1636年の丙子胡乱(ピョンジャホラン:병자호란)、後者において清のホンタイジは漢陽(ハニャン:한양)を陥落させました。
乙未事変(ウルミサビョン:을미사변)、1895年に起きた明成皇后弑害事件(ミョンソンファンフ シヘサッコン:명성황후시해사건)。明成皇后は高宗(コジョン:고종)妃。当時は王后。
さて、モリタカシの言葉に「私は壬辰年に先祖たちが朝鮮人にやられた羞恥を反復するつもりはない」とありましたね。
そもそも日本人には、やった感覚はあってもやられた感覚はありません。
局地的な敗北はあったものの、国土を蹂躙されたのは朝鮮です。
当時の武士がそのような感覚と恨みを抱いてるはずもありません。
2つ目は、日本人、しかも武家が300年前の恨みを引きずっているはずがありません。
ヒソンとユージンとの会話で、モリ家は当時の朝鮮出兵に参戦したと推測されています。
その際に戦に参加した郎党がことごとく戦死したのかも知れませんが、当時は戦国時代末期で、戦死がありふれていた時代です。
攻め込まれて殺されていたとしても、300年も恨みを抱くなんて話聞いたことがありません。
ましてや、仕掛けたのは日本側で、日本の国土は1mmも被害を被っていない戦でした。
以上のことからもわかるように、モリタカシの精神構造は明らかに朝鮮人です。
大和武士ではなく朝鮮両班です。
韓国人がキャラクターをデザインするので仕方のないことですが、日本人がデザインしたならば、このようなキャラクターは生まれませんでした。
というより、このような精神構造を持つ日本人キャラクターを思いつきません。
いつだったか、パク・クネ前大統領が恨みは千年続くというような発言をした際に、多くの日本人が呆れてしまった事がありましたよね。
韓半島では歴史的経緯から恨の感情が根付いており、日本人とは精神的方向性が異なっています。
ここではその是非を論じるつもりはありませんが、韓半島特有の思考を持った不思議な日本人キャラクターが生まれたことは確かです。
このキャラクターはどれほど暴走するのでしょうか?
別の意味で楽しみではあります。
文責:韓国ドラマあらすじ団
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