ボーイフレンド(ナムジャチング)第5話 2/3
テチャンの店にチニョクが到着するとミジンが待っていた。
チンミョンがアルバイトにもかかわらず自己都合で帰ったことを嘆いているテチャン。
感動した、あのように出ていくのは簡単じゃないはずだから、だけど自分は秘書だから、代表の立場を先に考える、明日どんな事が起きるか心配にもなるし・・・今日待ってたのは、ここまででもとてもありがたいから、もう知らないふり、他人のふりをして、もともと他人じゃないと、ミジン。
そう深刻になさっては、状況がよりおかしくなりそうです、それで私たちは、よりカジュアルに過ごそうと決めましたと、チニョク。
私たち?私たち??いま、チャ代表とキム・ジニョクさんを「私たち」と言ったの?と、ミジン。
「はい、私を含んだ一人称代名詞」なんですがと、チニョク。
あ~、頭が痛い・・・ちょっと、焼酎ください!と、ミジン。
おつまみはコルベンイを召し上がってください、本当に美味しいですと、チニョク。
ほんとにおかしいわ・・・と、ミジン。
あとで酔っ払ってタクシーで帰ることに。
ミジンが会社の先輩と聞いて、職場がもったいないと、テチャン。
テギョンにがんじがらめなのに、心の内を出さない強情な女スヒョンのことを話したミジン。
その話を思い出しつつ・・・どんな人生がそうなのです・・・?と、チニョク。
翌朝。
予想通りの状況に。
一旦気を入れ直して、部署の先輩に挨拶するチニョク。
(新人なのに出勤が遅いよね)
正直代表とどんな仲なんだ?と、パク代理。
以前に縁があって知ることになったんですが、入社してみると、トンファホテルの代表でおありでと、チニョク。
それを信じろと?代表は芸能人級なのにと、パク代理。
私が他のことに関心がなくて知らなくてと、チニョク。
業務をしろと、キム・ソンジュ部長。
二日酔いのミジン。
よりによって財布を忘れてきたと、スヒョンに話す。
ホンジェドンに美術館があるかどうか知ってる?と、スヒョン。
知りたくもないと、ホンジェドンを嫌悪しているミジン。
『キム・ジニョクを含む一人称代名詞「ウリ」で一つになられたお二人様、私もわかりません、もう・・・カジュアルな「私たち」になろうと言ったって!』とも。
チニョクさんに会ったの?と、スヒョン。
チニョクさん・・・あ~つらい・・・と、ミジン。
ドリンクでも飲んできてと、スヒョン。
コーヒーを飲もうかとと、ミジン。
私も一杯お願いと、スヒョン。
いやよ!あんたが全部飲んで!と、ミジン。
テチャンにコンパを勧めるチンミョン。
新入会の会員をチェックするミジン。
何処かで見た気がする。
党の理念が違うため、合党するつもりのないチャ・ジョンヒョン。
テギョングループからの圧迫が予想される。
社食で食事もできない状況のチニョク。
そんなチニョクがひとりカフェにいるのを目にするスヒョン。
そして、今まで送らなかったメールを送る。
退屈なときはラジオを聞いて、好きなDJに曲のリクエストをするのはどう?と、スヒョンのメール。
天気が良くて、逃げてみようかと考え中なのですが、一人では勇気が出なくて、ぼうっとしていますと、チニョク。
会社の代表が知ればダメなようだけど?と、スヒョン。
では、会社の代表とさぼったら、安全だと思うのですが?・・・速弾きして、一緒にホンジェドンの美術館に行きますか? 天気がとてもいいですと、チニョク。
重要な日程が多くて時間がだめ・・・(削除)・・・安全に、代表がいっしょにさぼってみましょうか?と、スヒョン。
優雅な服装ではなく、ジョギング服をガン推ししますと、チニョク。
急ぎのことはないからと、早退を許可するソンジュ。
母チン・ミオクからの電話に、釜山に出張中と嘘をつくスヒョン。
高架下になっている小さな川のそばを歩く二人。
展示を見ようと言っておいて、どうしてここに来るの?と、スヒョン。
展示を見にと、チニョク。
私、帰るわと、スヒョン。
反対方向を向かせ・・・ウソじゃないでしょ?と、チニョク。
絵は高架の柱にズラッと架かっていた。
これを見て、美術館と言ったの?と、スヒョン。
ええ、絵があって、絵が好きなチャ・スヒョンさんがいて、絵が好きなチャ・スヒョンさんを好きなキム・ジニョクがいて、美術館ってと、チニョク。
手をちょっとと、スヒョン。
良い絵が多いという端の方まで行くことに。
必ず見ていくという大好きな絵の前にスヒョンを連れて行くチニョク。
最初は数多くの四角形のあるあれに、何の意味があるのかと思ったんです、だけど、しきりに見るからはまり込みます、あの色感が、ものすごい忍耐の作業から出たようですと、チニョク。
私もこの画家の絵が好きよ、草創期の絵も好きだわと、スヒョン。
題目も本当によくないですか?「どこで、何になって、また会おうか」・・・「夕べ」という詩から取ってきたものです・・・あのように多い中から、星が一つ降ってくる・・・こんなに多い人の中から、その星を一つ見つめると、チニョク。
こんなに睦まじい君一人私一人は、どこかで何になってまた会おうかと、スヒョン。
あ、代表もご存知ですか?と、チニョク。
詩をもともと知っていたわけではなくて、絵が好きで知るようになったのと、スヒョン。
キューバですっからかんになって出会い、会社で上司と社員としてまた会い、私たちも面白いですよと、チニョク。
しきりに聞くと慣れるわね、「私たち」一人称代名詞と、スヒョン。
私たちがまた、どこで何になって、また会うことになるでしょうか?と、チニョク。
これ以上変わることはないわと、スヒョン。
おいしいもの食べに行こうと、チニョク。
行くわと、スヒョン。
お忙しいでしょう?と、チニョク。
そんな表情で忙しい?と尋ねれば、私は何と答えれないおいの?と、スヒョン。
ん~、本当にそうだったなら、ちょっとご飯でも食べていこうか?と、チニョク。
※どこで何になって会おうか(オディソ ムオシ テオ マンナリャ:어디서 무엇이 되어 만나랴)
三國史記(サムグクサギ:삼국사기)のオンダル説話をモチーフにしたチェ・インフン(최인훈)作の戯曲。
この歌は個人的に好きな歌で、同伊(トンイ:동이)の韓国でのオープニングサイトに使われていた曲です。
同じ世界観を表現しています。
伽耶琴の音もいいですよ~。
コメント