演習をしている日本軍。
自分たちをやり込めたのが朝鮮人ではなくアメリカ軍だったと感づいた津田軍曹は、兵を率いてアメリカ公使館へ乗り込む。
非常事態だと叫ぶ衛兵。
こうして日本兵とアメリカ兵が対峙することになる。
それを目にした先日の子は塀を越えどこかへ走っていく。
泣きながらやってきたのはユージンの前だった。
公使館の前に倭の奴らが・・・私が弱くてナウリが助けてくれたのにと、自分のせいであることを詫びる。
お前が弱くてじゃなく、朝鮮が弱くてだ、アメリカは強大国だ、日本に負けはしない、お前の祖国はお前を守らないが、オレの祖国はオレを守るんだと、ユージン。
それはどういうことですか?と、子。
難しく聞こえるだろうが、泣くなという話だと、ユージン。
私も泣かないようにしてるのですが、外に倭の奴らがものすごくいますと、子。
大丈夫だってと、ユージン。
だけど、ナウリが負けるようですと、子。
それで泣くのか?と、ユージン。
私のせいでナウリが罪を受けたらどうしますかと、子。
お前は、もうオレが負けたのに、お前はここに入ってきてるぞと、ユージン。
裏塀を超えればすぐですと、子。
裏塀のどこだ?と、ユージン。
カイルが先頭に立ち、イム・グァンスが通訳として間に入っている。
日本軍もまた通訳を用意している。
ユージンが歩いてやってきて、カイルの隣に立つ。
あの子、お前を捕まえに来たみたいだぞと、カイル。
オレだけ?凶器を持ったのはお前じゃないかと、ユージン。
騒ぐなと、津田。
そして、要約すると、ユージンを捉えると通訳させる。
オレも怪我したんだが、心と、ユージン。
そのまま訳すイム・グァンス。
遺憾だそうですと、日本の通訳。
あいつだけは捕まえてぶん殴ってやる、黙ってついてこいと言えと、津田。
いまそのまますぐに行って調査を受けるのをどう思うかってと、日本の通訳。
訳すイム・グァンス。
あいつらがアメリカ軍の将校を捕まえていけるなら、まあオレたちは愉快で、朝鮮に来るやいなやスペクタクルだ、朝鮮は興味深い国だと、カイル。
あいつはどうして笑ってるんだと、怒る津田。
それを訳す日本の通訳。
パッと見てわからないか?連れていけるなら連れて行け、そんな意味のあざけ笑いじゃないかと、イム・グァンス。
こいつ狂ったのか?オレがどうやって訳すんだ?と、日本の通訳。
各自、良いようにしないとと、イム・グァンス。
オレとやろうというのか?・・・お前何歳だ!・・・ここはアメリカ公使館の前だ・・・縄張りというのか?と、小さな闘いを始める通訳達。
縄張りという言葉に反応する津田。
その大声で互いの軍が銃を向け合う。
あいつらどうして?あいつらはどうして争ってるんだ?と、カイル。
うちの通訳が日本軍の通訳に勝った、あいつらにはオレが勝ってみるさ・・・(日本語で)津田軍曹、山田軍曹と、ユージン。
なぜ名前を知っている?と、山田。
アメリカ公使館は何でも知っている、だから、これから言うことをよく聞いてほしい、わかっているのか知らないが、あなた方は今、アメリカに宣戦布告をした、そうですね?狙い撃ちではなく空に向かって一発撃つだけで、戦争になる・・・先に撃つか?それともオレが撃とうか?と、ユージン。
山田の命令で引き上げる日本軍。
戻る雰囲気だが、お前が勝った!と、カイル。
優しい言葉と大きな鞭でと、ユージン。
もう銃さえ見つければ平和的だな、お前銃を見つけてないって?と、カイル。
チャジャン麺を食べに来ている通訳二人。
砲手のリストを盾に餃子も食べたいと日本の通訳。
ダメだと言っていたが、名簿と聞いてすぐにOKするイム・グァンス。
もちろん、イム・グァンスの奢りだ。
エシンがファン・ウンサンにチャン砲手の話をしていたのを思い出すユージン。
私が考えをちょっとしてみたのですが、ナウリ、失くなった銃器ですが、それをどう使うのか、使い道がわかっている者たちが行方をわかっているのではないですか?と思って、銃と最も近い人物たち、砲手の名簿を選んできましたと、イム・グァンス。
どうしてこうも仕事を懸命にするんだ?と、ユージン。
どうやら嫌味だ。
いいえ、好きですることです。報告はどこまで上げましょうか?ナウリと、イム・グァンス。
殺してしまおうかと、ユージン。
え?だれを?と、イム・グァンス。
その名簿にチャン砲手という者もいるか?と、ユージン。
お?どうしてご存知で?ナウリもそちら側をお考えになられたのですか?と、イム・グァンス。
鍛冶屋にアメリカの銃を持ち込むチャン・スング。
命中率の良い銃を我慢できずに盗んだと話している。
また、返さねばならないが、分解したいので組み立ててくれとも。
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