エシンを送っているユージン。
「Dear.ヨセフ、手紙はちゃんと受け取りました、咸鏡道(ハムギョンド)はすでに冬でしょうね、とても寒がりなので心配です、お元気でしょうか?私は朝鮮で過ごす全ての日々が平和です」
気になることがある、Loveのことだと、エシン。
「平和ではありません」
まだ考え中なのですか?と、エシン。
「どうなのか私は、答えてあげたいのでしょうか?」
ほら、本人も答えがないのに・・・ありがとう、並んで歩くということ、とてもいい、私にとってまたとない瞬間で、今は・・・ここから別々に行きましょうと、エシン。
「危うく捕まえてしまいそうでした、行かないでと、もっと歩こうと、あちらの遠くまで並んで」
去っていくエシン。
「朝鮮では私はあそこがどこかわからずにおいて、あそこに、あのどこか遠くに、しきりに行っています。漢城へはいつ来られるのですか?会いたいです・・・書いてみるに手紙は、まるで告解聖事のようで、送ることはできなさそうです」
戻ってきた銃をチェックするユージン。
引き金のパーツの一部がなくなっていた。
スングが持ち込んだ鍛冶屋に、そのパーツは落ちていた。
下がれ、急ぎ行くところがある!と、朝鮮語のカイル。
イム・グァンスの指導により朝鮮語を勉強中で、簡単朝鮮会話という本を手にしている。
聞いたか?公使館に侵入者がいたと、幸いなくなったものはなくてと、カイル。
なくなったものはないが、戻ったものはあると、ユージン。
銃を見つけたのか?オー!・・・(朝鮮語で)とてもきれいだな、そう、お前(女)名前はなんだ?どこの部屋を使って・・・と、カイル。
カイル!だめだ!と言い、イム・グァンスを睨むユージン。
数日前にナウリを探しに来たものではないですか?と、イム・グァンス。
かつてのキム家の下男が来ている。
妻に言われてかんざしを持ってきていた。
それは、ユジンが母のために自ら削ったかんざしだった。
こうなった以上全て吐露したいと、ユジンの両親がああなった元凶はまだ生きており、それは外部大臣イ・セフンだと話す下男。
フレンチドレスをせがんでいるイ・セフンの妾。
名目は学堂へ行くということだが、もちろん嘘で、言い訳が良いなと、イ・セフンも看破している。
花瓶に大金をはたくのに金を出してくれないイ・セフンに、そんなに花瓶が良いなら抱いて寝ろと行って出ていく妾。
イ・セフンの行く手を、馬に乗っている状態で妨げるユージン。
しかも、馬を走らせ彼を飛び越える。
驚いたイ・セフンはひっくり返り水たまりへ。
引き裂いて殺してやる!と、イ・セフン。
衆人はこっそり笑っていた。
日本風居酒屋へ酒を飲みに来ているユージン。
入ってきた部下たちには、自分を気にせずに飲めと伝える。
隣にやってきて・・・酒は好きじゃ無いって?ナウリ・・・好きでない人が多いようですねと、トンメ。
イ・セフンにやったことをトンメはすでに知っていた。
馬が言うことを聞かなかっただけだと、ユージン。
そこにやって来て・・・304とその友ではないですか?と、ヒソン。
また、自分を除いて飲みに来ていることを指摘する。
別々に来たと、ユージン。
ユージンとトンメの間に無理やり入り込むヒソン。
他へ!一緒に飲めば私が酔うかもしれないのにと、トンメ。
殺すかもということだ。
いやどうして、そのように言葉無く酒だけ飲まれるのか?友同士、和解なさってないので?と、けっこう酒が入った様子のヒソン。
友(トンム)じゃないと、トンメ。
すまない、トンメだったな、私はキム・ヒソンだ・・・けれど共に盃を空ければ、それがまさに友だと、ヒソン。
盃を下げるユージンとトンメ。
ところで二人はどうして喧嘩してるんだ?と、ヒソン。
喧嘩してない・・・まだ・・・と、ユージン。
それなら、もしも、二人が喧嘩したら、誰が勝つ?ほんとに気になってと、ヒソン。
誰が勝ってもあんたは結果を知らないはずだ、その者は誰を殺そうと、あんたを殺しそうだと、ユージン。
ハハハ、冗談!と、ヒソン。
ところで、尋ねたついでにもう一つ、二人はどうして常に怒ってるんだ?どうしてふたりともそう見るんだ?私の質問が楽しいのだな、それならアメリカ人と朝鮮人が溺れていたら誰を助けるんだ?と、ヒソン。
おそらくオレが殺しそうだと、ユージン。
それなら朝鮮人と日本人が溺れていたら誰を助けるんだ?と、ヒソン。
私が殺しそうです、ナウリと、トンメ。
あ~、それならこのように(ユージンによりかかり)溺れたら?と、ヒソン。
水が深くなければならないんだがと、トンメ。
それならこのように(トンメによりかかり)溺れたら?と、ヒソン。
どうしてしきりにあんたは水に溺れるんだ?と、ユージン。
私は、死んだ、溺れ死んだ、誰も私を助けない!!オエ!と、ヒソン。
オレの靴・・・と、ユージン。
トンメの袖も汚したようだ。
椅子に座ってくつろいでいるトミ。
前職水売りだって?領事代理ナウリが後見でそうなのか?と、イム・グァンス。
そして、10回以上水汲みに行っていたというトミに、4大門の外まで5里で・・・と、食って掛かる。
けれど、家の長男だというトミの説明は理路整然としていて、つけ入るスキがなくやり込められる。
トミの苦労を知ってしまったからか、急に涙ぐみ優しくなるイム・グァンス。
オレは全部見たぞ、あのナウリを泣かしたのと、ユージン。
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