ユージンがいる場所にイルシクがやって来る。
すごく驚いたと、ユージン。
イム・グァンスかと思ったけれど、顔がとてもやつれたなと思ったと言う。
どこが似ている!と、怒るイルシク。
頼んだことはどうなった?と、ユージン。
昨晩、イ・ジョンムン大監が動いたと、一太刀で死んだ訳官の様子を告げるイルシク。
それで、選択の結果がそれのようだな、近いうちに訪ねるだろうと、ユージン。
それなら、質入れしてるものを?と、イルシク。
別の選択もしてみようかと・・・と、ユージン。
グローリー・ホテルを訪れるエシン。
お嬢様がこの時間にどんなご用ですか?と、ヒナ。
婚約者に会いに来たと、エシン。
若様はまだ起床前のようです、きっとモーニングカフェを召し上がりに降りてこられる時間ではありますがと、ヒナ。
それなら待ちます、どこで待てばよいのです?と、エシン。
初心者なのでカフェダンから始めるのが良いですと、ヒナ。
一口飲んで・・・この苦いものをどうして飲むのですか?と、エシン。
最初は苦味だけ出るところに、ある瞬間、酸っぱく、甘くなります・・・心臓をときめかせ、眠らせず、何よりとても高価です・・・まるで虚しい希望のようとでもと、ヒナ。
それなら貴下は、虚しい希望を売るのですか?それも高くと、エシン。
虚しいほど高く甘いでしょう、その刹那の希望に、人々はお金をたくさん使います・・・国を売って金持ちになるという不純な希望、苦労すれば国が売られないだろうという痛ましい希望、婚約を破ることができるという意気地のない希望・・・そんな虚しいものなどです・・・
女人が賓館に手ずからの歩み、それも大家宅のお嬢様が、婚姻が水の流れのように入って行くなら、無くて良い順序でと、ヒナ。
私に関心がとても多いみたいねと、エシン。
私が注ぐ関心が妨害になって・・・お嬢様がこうなさっては、泣くべきか問うべきか、ハンカチを受け取ったたので泣くことになるかな?と、ヒナ。
ヒソンが降りてくる。
夢の中がいつも花畑だなんて・・・私に会いに来たので?と、ヒソン。
ビリヤードのボールを手に持ち、教えようか、西洋の男たちは友同士、この遊びをするとヒソン。
そんな時間はない・・・申し訳ないけど本論だけと、エシン。
もうおっしゃった、訪ねてこられただけでも、君が私を先に訪ねてくる理由は一つだけではないか?婚姻を破棄するという話しと、ヒソン。
そうです、あらゆる醜聞に苦しめられたという話、覚えておられますか?すでに捉えた欠点は全て捉えたという意味です・・・私は生涯一人で生きようと、問題がないという意味でと、エシン。
家同士で結んだ約条です、私たちで破棄するといって破棄することのできる約条ですか?と、ヒソン。
試してみようというので?私はお祖父様に申し上げるでしょうと、エシン。
もしかして、別の情人がいるので?と、ヒソン。
別の情人がいるなら、それは婚姻を破棄する方法となるので?と、エシン。
それなら戦わなければ、誰か知らなくても、退く理由が全くない、これは、全面的に私が有利な戦いでと、ヒソン。
そうなさらないでと、エシン。
そのように望むのなら、私を刺激しないでくださいと、ヒソン。
私に時間を浪費なさらないで、貴下にも夢があるのではないですか?と、エシン。
ないと、ヒソン。
男として生まれて、大意がないというのですか?と、エシン。
必ずなければならないので?あ~、官職に出るのはゾッとする、朝は眠気が多く、反日をすると体が疲れそうで、親日をすると心が疲れそうで・・・私はもともと無用なものが好きだ、月、星、花、風、笑い、冗談、そういうもの・・・そのように流れるままに生き、止まったところで死ぬことが私の夢といえば夢だと、ヒソン。
そうできそうですね、けれど、私は応援できません、互いに止まるところが違いそうなのでと、ヒソン。
もう誰も応援しない人生なので、大丈夫です・・・婚姻はできず婚約を破棄することもないので、互いにせき立てずにいましょう、・・・ただ今日は、そのまま私を、友程度にだけ、残してくれてはだめですか?と、ヒソン。
どうやるのです?(ビリヤード)教えてください、友同士するのならと、エシン。
足が痛そうなエシン。
はじめてのビリヤードだったが、凄腕だ!
このようにするのであってるので?続けて私だけが落とせば、あなたは何をなさるというのです?と、エシン。
私はこれをする・・・(指笛・拍手)ナイス!と、ヒソン。
居酒屋で飲んでいるヒソン。
そこにトンメがやって来る。
席がないから座っただけだと、相席するトンメ。
歓迎すると、ヒソン。
こうして会ったことに!と、酒をつごうとするも、トンメに拒否される。
また、それなら乾杯でもと言うが、話しかけるなと言われる始末。
乾杯というのは、杯をぶつけ、酒と酒が行き来しつつあなたを殺す毒を盛らなかったことを確認することという・・・と、ヒソン。
だから・・・と、トンメ。
何を盛りたい?と、乾杯するヒソン。
また、なさっていることは上手く言ってますかと問う。
私がどんな事をしているのかご存知で?と、トンメ。
詳しくは知りませんが、人を捕まえたり、捕まえて斬ったり、殺すことじゃないですか?と、ヒソン。
そうならば、仕事がうまくできてないようですと、トンメ。
なぜそんな仕事を選択したので?と、とヒソン。
なぜ何も選択しないので?と、トンメ。
私は最近、その質問をよく受けます、故国に戻ってきたので、私の器が気になるようです、私が何かをするなら、私はとても大きな人になるはずです・・・それでこのようなのですと、ヒソン。
毒を盛って通わねばならないか・・・と、トンメ。
そこにユージンがやって来る。
ユージンを座らせまいと椅子を蹴って遠ざけるトンメ。
あそこに空いてる席がと、ユージン。
ヒソンは親の罪が子供の罪だと言っていたユージンの言葉を思い出していた。
飲んでもいいか?と、ユージン。
遅くなったが歓迎する、朝鮮に戻ってきたこと・・・と言い、酒をつぐヒソン。
行けという意味に聞こえると、ユージン。
お二人の間にまた何かあったようですね、気になって死にそうですと、トンメ。
すでにあるものでも十分でと、ヒソン。
探していた男は見つけたか?足を引きずってる男と、ユージン。
エシンの様子を思い出すヒソン。
これを探したと言うべきか、探せてないと言うべきかと、トンメ。
オレは一人見たんだが、イ・ワニクという者が足を引きずってたんだが、彼とは親密かと・・・と、ユージン。
イ・ワニク大監とは格別となって長いのです、それに私が探しているのは若いやつでと、トンメ。
三人とも親しい仲のようで?と、店員。
違うと声を揃える三人。
私達はただ偶然同席した・・・アメリカ人の朝鮮人、日本人の朝鮮人、漢城の朝鮮人、それが僕たちの関係です!・・・男前な朝鮮人は先に行く!出てこないでと、ヒソン。
そして、足を引きずりながら出ていく。
そちら側の足じゃないのにと、トンメ。
足を変えるヒソン。
何を知ってああしているのだかと、トンメ。
知っていてああしているんだ、あの者常に本心でと、ユージン。
この者も知っているようだが?常に本心でと、トンメ。
知ってるって、イ・ワニク、隠してやってるので?と、ユージン。
それならナウリは誰を隠してやってこうしておられるのか?と、トンメ。
オレもイ・ワニクを隠しているんだ、足を引きずってるのは、イ・ワニクであるべきだろ、そのように結論が出るべきだろ、我々二人共、いや、三人共と、ユージン。
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