絹を触っているエシン。
ナムジョンの父の店なのだろう。
一度選んでみてください、お嬢さん、すぐに春で、明るいものもお似合いのようですが?と、ナムジョン。
私のものではなく他の子のものだ、チョッキだと言っていたので、男の子だろう、姉が15・6程度に見えたので、それより幼いはずで・・・最近良くでている「silk color」が、どんなものだ?と、エシン。
「Wait a minute」と、ナムジョン。
フランス製パン所。
スミと一緒にいるエシン。(今日は下座に座ってる!)
これはカステラという西洋の餅だ、食べてみなさい・・・まさに朝鮮の虹餅と同じようではないか?と、エシン。
あの・・・その・・・と、スミ。
もう代金は払った、心配せずにお食べなさいってと、エシン。
はい、お嬢様、けれどそれが、フォークとナイフを反対にお持ちですと、スミ。
持ち替え・・・あっ・・・と、エシン。
私がします・・・召し上がってください、お嬢様と、スミ。
お前も食べなさい・・・それと、これで弟のチョッキをと、エシン。
これは絹ではありませんか?・・・これは受け取れませんお嬢様・・・私がとても恥知らずです・・・私のせいで借金までお持ちに・・・と、スミ。
お前は知らないが、私が・・・朝鮮が、すでにお前に大きな恩を着た、沈黙を守ってくれてありがたかった・・・それに比べればこれはとても小さい、だから受け取っても良いと、エシン。
私が何を守ったのですか?と、スミ。
とても大きなモノを・・・私は未だに恩人の名前も知らないのね、名前は何なのだ?と、エシン。
ソン家スミですと、スミ。
弟は?と、エシン。
私が長子で続けてトミ、チンミ、ヨンミ、クミ、そのように4人ですと、スミ。
あ~、これは、私が善意が小さかったわね、生地が足りないわと、エシン。
いいえ、十分です!と、スミ。
ではもう食べよう、美味しいので驚かずに!と、エシン。
ワンダフルです、お嬢様!と、スミ。
もらった絹でチョッキを作るスミ。
朝っぱらから絹のチョッキを着て公使館の中を走っているトミ。
一日でどうしてこうも風采が変わったのだ?本当の絹じゃないか!と、イム・グァンス。
はい、姉が作ってくれました、高貴な方が絹の贈り物をくださいましたと、トミ。
きれいだな、色がいいなと、カイル。
Thank you very much!と、トミ。
わかって聞いたのか?と、ユージン。
うなずくトミ。
書堂の犬も3年なら風月を詠じ、公使館の小間使いも三月ならThank you程度は言わないと!と、イム・グァンス。
ハハハと、ユージン。
終わったならナウリの文字の勉強を、お前さえ賢ければ幸いなのか!まったく進歩なさらないので・・・と、イム・グァンス。(知ってたのね)
ため息をつくユージン。
学堂。
授業終わりに、本国の長老会から学堂に必要なものが軍事品と共に届いたので、公使館のロバートにリストを渡してほしいと、先生。
そのお使いに、I can do it!と、立候補するエシン。
公使館。
Come hereを連呼するエシン。
イリオノラ(ここに来い)と同じ要領で直訳で言っているのだ。
それを見て笑ってしまうユージン。
笑みを閉じ込め・・・学堂のお師匠様のお使いできたと、エシン。
英語で・・・イリオノラは、Excuse meと言えばいいです・・・ひょっとして、Excuse meが必要な他の場があるかと・・・と、笑い気味のユージン。
ロバートという者に渡してください、学堂で最も成績が優秀な私が代表として来たのです、Please~!と、エシン。
トミを呼び、ロバートに渡すようにと告げると、ユージン。
トミ?お前があの子の弟なのだな?スミと、エシン。
私の姉をご存知なのですか?と、トミ。
知り合いになった、チョッキが本当によく似合うのだな、姉の腕が最高だ!と、エシン。
もしかして姉に絹を贈ってくださった、美しく優しく貴い方がお嬢様ですか?と、トミ。
そのようだ、正確だなと、嬉しそうなエシン。
姉さんがそのように長く話したのか?と、ユージン。
ありがとうございます、ありがたく着させていただきますと、ユージンを無視してお礼を述べるトミ。
そうね、ところで聞くに、お前がこのナウリに国文を教えてると?と、エシン。
あ~、はい、するにはしているのですが・・・と、苦い顔のトミ。
トミの肩をもみ始めるユージン。
まったく、お前が苦労が多いな、未だにパッチムのようなものを難しがられているようだがと、エシン。
はい、基礎でもしっかりと固めないとという気持ちですと、トミ。
当事者の前でそんな話をするんじゃない・・・と、ユージン。
そうだ、書いてみて、イリオノラ(이리 오너라)程度は書くだろう、パッチムがないから・・・サンキスク(산기슭:山の麓)、ヘ チル ニョク(해 질 녘:夕暮れ)のようなのは意欲も出せないだろうね、パッチムが多いから!と、エシン。
意欲とは違って、学びがのろいのですと、トミ。
私は文字だけ知らないんだ・・・言葉は全て理解できるんだが、よく・・・と、ユージン。
笑うエシン。
厨。
昼間のエシンの様子を思い出し、気持ちがユージンに行っているからあんなに美しいのかと、心配な様子のハマン宅。
エシンの伯母チョ氏夫人は酒を飲んで管を巻いている。
嫁に来て30年、自分の子も他人の子も区別なく・・・などと、今までの苦労をハマン宅に語っている。
途中で言葉に詰まるが、その言葉を教えるハマン宅。
いつも同じことを言っているようだ。
指輪が無くなっているのに気づくチョ氏夫人。
エスンは孝行者だと、部屋中を探し指輪も持っていって元気なことを知らせると、逆説的な言い方をする。
そのエスンは酔っ払った状態で嫁ぎ先に戻る。
そしてミンソクに話しかける。
けれど、その子はエスンの子ではなく妾の子だった。
外で遊んできたエスンが我が子に触っているのが気に入らず、手をどかす妾。
かなり強気だ。
そこにイ・ドンムンが帰ってくる。
お風呂から?夕食から?と問うエスンに・・・話させるな、頭が複雑だと、冷たいイ・ドンムン。
イ・ドンムンはイ・ワニクとある会話をしていた。
キム・アンピョンが皇帝に次ぐ金持ちだが、名前だけ両班で家風は金だけで、士大夫はあの家と縁を結ばない、姪は生まれてから孤児なのでと話していたイ・ドンムン。
その婚約が壊れる可能性があるのか?姪が姉の夫の前途を阻むのかと、言っていたイ・ワニク。
その事を思い出し、エスンにエシンの婚姻のことを尋ねるイ・ドンムン。
どうなっているのかよく知らないと、エスン。
使い道のない女だ・・・とにかく助けになることがないと、イ・ドンムン。
姉さんは実家じゃなくて、どこか良いところがある様子ですと、妾。
子も埋めない女が!と、エスンをひっぱたくイ・ドンムン。
ミンソクにパンをやろうとするエスン。
お前だけに口が有るようだ、お前の母は口がないと、嫌味を言って去っていく妾。
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