当分の間銃を体に慣らす練習をすると、海軍洋コルト・火縄銃・狙撃用のロシア製ボルトアクションを説明するユージン。
私はこれにしますと、ボルトアクションを指差す学徒。
これでやると、火縄銃を手にしているユージン。
外部大臣の自分も知らないところで、武官学校に外国人教官を採用したことに怒っているイ・ワニク。
外部大臣に上がられる前に、すでに内定していましたと、官吏。
その間何をしていた!と、更に激昂するイ・ワニク。
武官学校は皇帝陛下直属の元帥府所属で私も昨日知って・・・と、官吏。
内官に宮女に宮内部の訳官まで知らない奴がいないのに、どうしてそれを昨日知るんだ!と、イ・ワニク。
それは・・・と、官吏。
すると、イ・ジョンムンが人を連れて入ってくる。
訳官を総入れ替えしたのだ。
大臣が気を使わないように大韓のことに心をこめよと、イ・ジョンムン。
どうして仕事をうまくやってた者をさっくり変えたのかわからないなと、イ・ワニク。
澱んだ水は腐ると・・・と、イ・ジョンムン。
イ・ジョンムンが澱んだ(コイン:고인)という言葉を使ったので、故人(コイン:고인)という言葉を使い、故人になって土の中で腐るとの比喩で脅すイ・ワニク。
口外に出る言葉が脅迫しかないな、本当に品のない者だ、人命は天にある・・・と、イ・ジョンムン。
怒り心頭のイ・ワニクは本当に人命は天にあるのかと、武官学校に出向くことに。
武官学校。
銃に慣れる訓練中、イ・ワニクがやって来る。
いきなりイ・ワニクの方にある的を撃ち・・・これがそんなに難しいか?・・・肩を固定して・・・と、指導を装い再度撃つユージン。
そして、皆肝に銘じて、今日の練習はここまでと言い、学徒を解散させる。
何を肝に銘じるのか?と、あっけにとられる学徒たち。
なんの歓迎をこうギスギスとするのだ?国防費がどのように使われるかと思ったら、弾丸をそうやたらと撃っていいのか?私はその金で冷麺一杯買って食べたほうがいいと、イ・ワニク。
アメリカ海兵隊の補給品なので心配しなくてもいいですと、ユージン。
お前、たった今のそれは殺人未遂だと、イ・ワニク。
訓練場で暴発事故は常にあるものと・・・と、ユージン。
米国の水が良いには良いのだな、確かに朝鮮の奴の肝はないな、私は単刀直入に尋ねよう、イ・ジョンムンとはどう知ってるのだ?イ・ジョンムンが何の考えでこの盤にお前を座らせたのかというのだ?・・・
イ・セフンの籠を超えたのもそうだし、お前もしかして、イ・ジョンムンの密偵か?アレンが知ったら黙っているか?と、イ・ワニク。
そのように追い込むつもりのようだが、一度尋ねて見るなり、寄り集まってと、ユージン。
タン!タン!と、イ・ワニクを撃つ素振りをする学徒。
重要な話をしているのに、だれがこうタンタンと!と、イ・ワニク。
学徒生を撤収させるユージン。
ずっとそのように憎まれ口を叩いてみろ、アメリカの名前を持った朝鮮のガキ一人殺すのも(大した)仕事じゃないのでと、イ・ワニク。
私もまあ日本の名前を持った朝鮮人一人殺すのは、(大した)仕事ではないでしょう、昨今の朝鮮では・・・だから体にお気をつけください・・・近々を見るに、外部大臣の席に座れば、皆死んでいったようですがと、ユージン。
花月楼。
イ・ドンムンに呼ばれているイム・グァンス。
ろくでなし、ろくでなし、そんなろくでなしはいません、贅沢なのもどれほど贅沢なのか、皇帝陛下も大事に飲むというその高いカフェを朝に夕に飲み・・・英語の発音もよくありません、ウェスト・ヴァージニア訛りあたりなのか・・・毎日どこかへ行っていて、仕事は毎日すべて私がやります・・・人が冷たく親しい者もいません・・・と、イム・グァンス。
女は?と、イ・ドンムン。
男女のことをおっしゃってるのですね、それなら予めおっしゃっていただかないと、私は業務態度・性格・活動計画、そんな方ばかり・・・それで思ったのですが・・・密偵に、私も努力すればなれるでしょう?ナウリ?と、イム・グァンス。
時間ばかり使ったと怒るイ・ドンムン。
また、今日はそのまま行くが、次は確かなことを持って出なければならない、毎日一人でどこかへ行くのに、ついて行くなり・・・と言い、去っていくイ・ドンムン。
イ・ドンムンが去った直後、襖を開けてトンメが出てくる。
かしこまるイム・グァンス。
行きましたと、横の襖を開けるトンメ。
すると、ユージンが座っていた。
ハハハハハ、聞いていてご存知でしょうが・・・本心ではありませんでしたと、イム・グァンス。
本心だったが、楽しそうだったが、聞いて見るにそんなろくでなしだったようだが、と、ユージン。
いや、これは、カイル・ナウリのショッピングを手伝おうとしてたのに!では、私はこれで生きますと、ごまかして去るイム・グァンス。
今日はありがとう、ツケておいて下さいと、ユージン。
食事されていなかったら、してお行きください、匙と箸さえ置けば良いのでと、トンメ。
どうして急に親切なんですか?と、ユージン。
涙ぐましい事情があるので、私と似た・・・奴隷なんですがと、トンメ。
私は白丁(ペクチョン:백정)なのを知っても、何も言わなかったのだけどと、ユージン。
私が知っている奴婢の中で最も上品です。
傷つかないで、私がより良い人なのは、そちらの過ちではないのでと、ユージン。
フフフ、私は朝鮮に戻るやいなや、皆殺したのに、私の両親をそのようにした者たちをと、トンメ。
私は考えなかったわけではないです、数百回よりも殺してみました、心の中でと、ユージン。
お許しになったのでしょうか?勇気がなかったのでしょうか?私たちは、私達の両親と異なり、誰でも斬ることができて、誰でも撃つことができるのにと、トンメ。
選択したのです、私達は、私達の両親と異なり、何でも選択することができるからと、ユージン。
そうだな、銃だろうと刀だろうと・・・と、トンメ。
フッ!もう行かなくては、私もそちらのおかげで、重要なことができたようでと、ユージン。
お客さんのお帰りだ、お見送りしろと、トンメ。
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