チュニョンの姉と弟を実家に連れて帰るヒソン。
婚姻する女性じゃなく子供を背負った女性を連れてきたので怒っているキム・アンピョン。
言葉ではああおっしゃってても・・・自分の家と思って気楽に過ごせと、ヒソン。
それと、父上、母上、この子はこの女人の弟で、この女人は私と婚姻する女人です・・・とも。
頭を抱えるキム・アンピョン。
ヒソンの言うことはあってるわ、言葉はこうでも悪意はないので、心配しないで、よく来たわと言い、部屋に案内する尹氏夫人。
いつも思うことですが、父上は本当に妻運がおありです・・・なのでお守り下さい、あの子もあの女人も、お願いします父上と言い、キム・アンピョンをハグして去るヒソン。
朝鮮の外見のアメリカ人に伝える言葉があるなら言って、戻ってきたんだよと、トンメ。
見たわ、私の代わりに握手を伝えて、歓迎するって、ルームにつけておいたものがあったのよと、ヒナ。
そうだなと、トンメ。
その男、もう私の心にないわ、随分前に送ったのと、ヒナ。
知らなかったよと、トンメ。
知らないって、他の男を待っていたのよ、ホテルの裏庭で、道で、電車で、その男の部屋で・・・生きて来いって、必ず行きて来いって、・・・ただコ・エシンを愛して、愛に狂った、愛して狂ったそんな男を、私は待っていたのよと、ヒナ。
この道、雪が降ったらきれいでしょうね、そうでしょ?・・・雪が降ったら私に会いに来て、私待ってるわと、ヒナ。
雪が降るには、まだしばらくだと、トンメ。
そのしばらくを、あんたは更に生きろって、早く来ずに・・・そこで私、あんたを待っていないわ・・・と、ヒナ。
ヒナの力が抜ける。
ヤンファ!ヤンファ?寝たのか?・・・眠っていろ、ほぼ着いたと、トンメ。
ヒナのもう片方のヒールが脱げ落ちていた。
ホテルの爆発で日本兵に犠牲が出たことについて、伊藤博文に土下座して釈明している内閣総理大臣・李完用(イ・ワニョン:이완용)。
暴徒の一掃を命じる伊藤博文。
また、通訳を介しているので、いつになったら本国の言葉に慣れるのかと苛立つ。
ハイ!すぐに学びますと、イ・ワニョン。
病院。
連れてこられた朝鮮人の子供でさえ銃殺される。
それに耐えかね、薬品を集めて逃げていく看護婦。
洋服屋の男も、店から出ていく。
人力車に乗っている宋秉畯(ソン・ビョンジュン:송병준)。
勝てない戦いで大騒ぎしてと、朝鮮人の死を軽んじている。
そんなソン・ビョンジュンを人力車ごと水に突き落とす車夫。
父のようには死なないと言っていたスングの墓を積むファン・ウンサンたち。
そこに、看護婦たちが合流する。
負傷者が多いかと思ってと、看護婦。
私は食べるものを持ってきました、一緒に戦いますと、車夫。
私は手ぶらできました、何でもしますと、洋服屋の男。
皆よく来たと、ファン・ウンサン。
イルシク&チュンシクも銃を背中にしょってやってくる。
便殿。
高宗(コジョン:고종)に謁見するスミ。
先ず、この手紙を持って行く子の安危を陛下にお願いいたします・・・日本が大韓の軍を解散させ、これを記念して私のホテルで祝宴を開くというので、私が想像できないほどに最大限のごちそうを用意してみたいと思います・・・
この宴が終わったなら、日本は犯人を捜索しようとするでしょうから、無辜の者が犯人として追われないよう、陛下が日本人の工藤陽菜であることを公表していただきたく希望します・・・故に、日本語での供述書を同封します、つけておいたカフェの対価はこうお受けいたします・・・と、ヒナの書面。
陳述書を伊藤博文に見せる高宗。
そして、日本軍の行動をやめさせるようにと要請する。
そういたしますと、伊藤博文。
もと住んでいた部屋に戻るトンメ。
(過去)手に入れた絵を掛けるヒナ。
(そうだな、そのように思うぞんぶん泣いて、明日からは他の夢を見ろ・・・イ・ヤンファとしても、工藤陽菜としても生きずに・・・カバンには銃の代わりに化粧品を入れて、部屋にはフェンシングの剣の代わりに、華やかな絵をかけて、優しい男に会えよ・・・泣くこともせず、噛みもせず、そのように平凡に生きる夢を見ろよと、トンメ)
アヘンを吸うトンメ。
ユジンに会い、手を差し出し・・・つけておいたものがあるって・・・代わりに伝えますと、トンメ。
意味を察しうつむき、差し出された手を握り・・・別の女性は無事です、同志たちと合流もしました・・・生きて戻って来て幸いだと、そう言っていましたがと、ユジン。
それなら私はこれで、重要なことがあって、すぐ月中でと、トンメ。
もしかして、アヘンをしているのですか?と、ユジン。
毎回そう刺すように見られるので、何かを隠しても、会うべきじゃないと思ってと、トンメ。
会えて嬉しいんだが・・・助けが必要なら言って下さい、私は花月楼に泊まる予定です、その重要なことの次は、花月楼も取り戻そうと来るんですか?と、ユジン。
本当に全てご存知なのですから・・・すぐに尋ねて行きますと、トンメ。
トンメが現れたので腰を抜かすフランス生パン所の主人。
トンメは道場へ。
石田翔、生きていたのか?と、日本の武臣会。
悪くない歓迎だな、ここらでオレのものを返してもらおうかと、トンメ。
そして、大勢の浪人を切り倒していく。
(たとえ天が助け、電信が悪く電報が遅れ、天気が荒れ船が遅れ、そのすべてのことを勘案しても、日本から私に届くまで・・・たかだか十日)・・・その十日、一年のように生きてみようか、そう死んでみようかと、トンメ。
花月楼へ到着しているユジン。
グローリーホテルが亡くなったので新しい部屋を求めてやって来たユジンのことをイ・ドンムンに説明するスタッフ。
見覚えがあるんだが・・・あ!と、イ・ドンムン。
私は花月楼の主人に会おうとしたのだがと、ユジン。
私が主人だと、イ・ドンムン。
そんなはずが、少し前にク・ドンメに会ってきたんだがと、ユジン。
なんのたわごとだ?そいつが死んだのがいつなのやらと、イ・ドンムン。
誰が主人なのか話し、部屋に案内するようにと、イ・ドンムン。
そこに男が飛び込んでくる。
チンゴゲで大騒ぎがありました、親分が戻ってきました、ク・ドンメですと。
なに?ク・ドンメで確かか?飛んだって?と、イ・ドンムン。
この目で確かに見ました・・・柔道場で血の雨を降らしましたと、男。
それなら次はここという話じゃないか?何をしてる?すぐに警視庁へ行って保護を要請せずに!と、イ・ドンムン。
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