テイラー夫人と子供と子守り(トミの姉)が来ている。
オ、オレが?あの婦人の警護をオレが?ローガンの夫人だぞ?オレじゃなくても、警護する人がいるんじゃないか?と、ユージン。
家を売って今日契約をしに行かなければならないのだが、自国民の保護はオレたちの主たる任務で、なんの問題があるんだ?と、カイル。
泣かないで、赤ちゃん、赤ちゃんが熱があって、Feverと、トミの姉。
トミの姉をひっぱたき、一体いつまで泣かせてるの?この使い道のない朝鮮女!と、テイラー夫人。
申し訳ありませんと、トミの姉。
ミセス・テイラー、朝鮮人に暴力を奮ってはダメですと、ユージン。
これしきの奴婢の女を?と、テイラー夫人。
彼女たちは奴婢じゃなくて労働者ですと、ユージン。
同じ朝鮮人だと肩を持つの?いま?と、テイラー夫人。
同じアメリカ人として品位を保てと言っているのですと、ユージン。
私がどうして汚い朝鮮人たちに品位を保たなければならないの?朝鮮は無礼で未開だわ、朝鮮の暴徒たちが私の夫を殺したって!とテイラー夫人。
人力車が到着したようですねと、ユージン。
イ・ワニクが不動産を売る相手のようだ。
彼にはトンメ率いるムシン会も一緒にやってきている。
朝鮮人がアメリカの軍服を着て立っているようなユージンが気になるイ・ワニク。
アメリカ人だが朝鮮語が流暢だと、トンメ。
しまったと思い咳払いをするイ・ワニク。
また、家は見るだけ見たので契約書を作成しましょうと、テイラー夫人に英語で告げる。
朝鮮語で話せ!あんたの英語は犬の糞だと、朝鮮語のテイラー夫人。
他のぞんざいな言葉もマスターしている。
最後には、Money、はやくはやく、OK?とも。
口!と、イ・ワニク。
探していたものは見つけたのか?と、ユージン。
家がこうも大きいので、一緒に探しますか?ナウリ?と、トンメ。
ここにあるのか?と、ユージン。
無いかと思うのですがと、トンメ。
一人で探すって?と、ユージン。
一人より二人が良いかと思って、後に一人になってもというのですと、トンメ。
そんなことはどうして分かるんだ?何よりもオレは、それが何であろうと探すつもりはなくてと、ユージン。
努力せずに、適当に見回ってお行きください、この者(自分)も探したのに、この家はありません、ナウリと、トンメ。
キム・ヒソンという者がいまグローリーに泊まっているそうですと、トンメの部下。
先約が有るのを忘れていました、それではお体に気をつけて、ナウリと、トンメ。
毎回そうオレの体を心配してくれてと、ユージン。
憎まなければならないのに、気に入って大変だと、トンメ。
グローリー・ホテル。
努力しないでと言ったのに、すごく長く見回ったようですねと、トンメ。
先約はもしかしてオレだったのか?今日なのか?オレの部屋、今日探るのかと、それなら退いてやるので、気楽にやれと、ユージン。
配慮はありがたいのですが、今日も違います、ナウリとトンメ。
そこに足を鳴らして出てきて・・・304号じゃないですか、今日は友の方も一緒においでなのですね・・・(トンメに)会えて嬉しいです、キム・ヒソンです、304号の隣の部屋に泊まっていると、ヒソン。
無視するトンメ。
日本の方なのか?と、ヒソン。
朝鮮の言葉を話すことができる者です、挨拶して、エシンお嬢様の婚約者ナウリよと、ヒナ。
朝鮮ではこのように紹介するのが楽で・・・それはそうと、先日見て、私の婚約者を公使館へ来い行けとしてたけど、一体何の事で?と、ヒソン。
腰のものを取り出すなら外でしてくれます?と、ヒナ。
トンメもユージンも剣と銃に手をかけていた。
二人の仲がちょっとそうなのか?そうだと言っても友人同士武器を取り出していいのか?そうせずに、こう出会ったのも縁なので、3人で酒の一杯でも・・・と、ヒソン。
酒は嫌だと、ユージン。
と言いつつ・・・と、ヒソン。
去っていくユージン。
オレが今日酒を飲めば、誰か一人殺しそうで・・・あ、二人なのか?と、トンメ。
そう言うと去っていく。
二人の感情の溝が深いようだと、ヒソン。
そうですね、誰かはジリジリしているのに、私達二人でないことを願うでしょう?と、ヒナ。
そう!ところであなたはどこに進むので?と、ヒソン。
さあ?と、ヒナ。
友?は~と、ユージン。
チョ氏夫人が尹氏夫人を訪ねている。
シラを切っていたが、ヒソンが帰ってきたのはバレバレだ。
婚姻前に婚約者の家に来たことは見逃すから四柱単子(サジュタンジャ:사주단자)を急いでと、チョ氏夫人。
どうせ遅れたものをなにをそう?と、尹氏夫人。
送ってくれてこそ婚姻するのではないですか?と、尹氏夫人。
急がば回れという言葉もあってと、尹氏夫人。
10年ほど待てばいいのですか?と、強気のチョ氏夫人。
伯母がしとやかさを自慢していたエシンが、空を舞っている。
アメリカ公使館前の屋根。
正面突破は露出の危険が大きいし・・・などと考え、適所を見つけ入って行く。
途中で兵を二人倒す。
強く打ったことを謝る。
そして、ユージンの机に銃を置き、兵を巻いて去っていく。
塀の外に着地するエシン。
はい、私もあのように・・・ここを越えてきて越えていきます・・・ところでこの方どなたでしょう?と、トミ。
おめでとう、お前はたったいま公使館に就職した、悩んで始めるなり明日始めるなりと、ユージン。
本当ですか?と、トミ。
本当で、話をちょっと小さくして、いまのこの場面は秘密にしてと、ユージン。
はいナウリ、私は何も見ませんでした、では明日お会いしますナウリと、トミ。
しばらく左右から眺め、覆面を取るユージン。
この!と、エシン。
シー、近づく足音だ、歩きましょう、自然にと、ユージン。
そう、婚約者が戻ってきたって?ただ友だと思っていたなにか、すごく美人だと、それなら婚姻するのか?オレはそれが気になってると、ユージン。
遠くに来たと、エシン。
本心だと、ユージン。
何がです?と、エシン。
本当に気になって尋ねているという意味だ・・・答えがないなと、ユージン。
依頼人が待っているので行かねば、遅くなって心配しているはずだと、エシン。
公使館の塀を越えた現行犯が、図々しいというのだなと、ユージン。
フフ・・・また、世話になった・・・と言い、行こうとするエシン。
立ちふさがり・・・送ってやる、一人で行くのは危険だろうと、ユージン。
一緒に歩けば目につくわと、エシン。
だから、朝鮮で最も安全なのはオレのそばだ、目につくのはオレなのでと、ユージン。
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