嫁探しに勢力を注いでいる尹氏夫人。
今日は他の婦人の家で話を聞いている。
そこに来ていた若い女人にが挨拶をして帰る。
その家の女主人の嫁が双子の息子を生み、服が倍になるので針母を呼んできたのがその女人だった。
下に二人の弟を持った苦労している両班だとも。
その女人は「して差し上げます」へ行く。
ここは何でもしてくださると聞きました、私はちょっと婚姻をしたくて来たのですがと、女人。
そんなのは媒婆(メパ:매파)を通さないとと、イルシク。
媒婆は高くて、新郎候補はすでに探してきて・・・あの男(ヒソン)ならいいんですと、女人。
大丈夫だ、私は元来こんなことに慣れていて・・・あの者の意思はわかったが、私には婚姻の意思はないと、ヒソン。
そちらの家のお母様が嫁を探しておられるのですが・・・婚姻して下さい、私の弟が武官学校の学徒なのですが、保証してくれた人が去っていなくなり、追い出されるというのです、だから、婚姻が必要ですと、女人。
こんな変事があるのか、今私と婚姻するという理由が、私に惚れたからというのじゃないのだなと、ヒソン。
チュニョンの姉だと気づくイルシク&チュンシク。
知ってる女人なので?と、ヒソン。
座って待っててください、直ぐにできるからと、イルシク&チュンシク。
何が直ぐにできるというのです?と、ヒソン。
保証の書類を偽造する気満々の二人。
もちろんヒソンの署名で。
完璧じゃないですかと、ヒソンの署名は楽に偽造できるというチュンシク。
心配しないでと言われても、そんな事を心配してるわけではないヒソン。
刺繍を始めるチュニョンの姉。
今を刺繍をするのですか?この状況で、こんなに落ち着いて?と、ヒソン。
門の前にある看板、花がすっかり枯れてたのですがと、チュニョンの姉。
それが看板だとどうしてわかって?と、ヒソン。
花の刺繍が出来上がり、ヒソンに差し出すチュニョンの姉。
私にくれると?と、ヒソン。
しおれないでしょうと、チュニョンの姉。
受け取るヒソン。
武臣会の浪人たちがチンゴゲを去ったとの報告を受けるヒナ。
そこに日本の憲兵がやって来て、居所にするので二階の客室をすべて空けるようにと要求する。
太極旗が下ろされ、代わりに日章旗が掲げられる。
こんなにまで奪い取れば、噛まねばならないのかな?朝鮮の独立に足一度漬けてみる?と、ヒナ。
3年後、1907年初夏。
万里の長城にいるエシン。
配られた号外の内容を見て驚く、フランス製パン所の主人。
「東京勧業博覧会で、大人10銭、子供/軍人5銭を受け、檻の中に朝鮮人を閉じ込め展示した・・・東京朝日新聞は、舶来海上で朝鮮の動物2匹がいるのでとても笑えると論評した」
韓国駐箚軍司令部に多くの朝鮮人が縛られ連行される。
イ・ワニョンが奏上している。
陛下、乙巳年(1905年)の条約を勒約だと騒ぎますが、独立という称号が変わっておらず、帝国という名称もそのままで、宗社(宗廟と社稷)は安全で皇室は尊厳なのですが、ただ外交に関して一つ問題ですが、暫し隣国に任せるのです・・・なのに、ハーグに密使を派遣するですと?この事案に伊藤統監が、激憤しています。(以下の文章に続く)
丁未七賊(チョンミチルジョク:정미칠적)
- 学部大臣 李載崑(イ・ジェゴン:이재곤)
- 内部大臣 任善準(イム・ソンジュン:임선준)
- 度支部(タクチブ:탁지부)大臣 高永喜(コ・ヨンヒ:고영희)
- 法部大臣 趙重應(チョ・ジュンウン:조중응)
- 軍部大臣 李秉武(イ・ビョンム:이병무)
- 農商工部大臣 宋秉畯(ソン・ビョンジュン:송병준)
- 総理大臣 李完用(イ・ワニョン:이완용)
大韓皇室に温かい配慮を施したにもかかわらず、こう背信なさるので、日本政府も黙っていないでしょう・・・陛下が社稷の安危を念慮なさるのでしたら、この際!自決することで、社稷の危機を助けるほか、他の道がありませんと、ソン・ビョンジュン。
卿たちもそう思うのか?朕が、自決すべきだと思うのか?と、高宗。
軍事的にもはるかに優位にある日本と、戦争をすることもなく、裏で秘密裏に密使を送り、こう日本に憎しみをお買いになるので、朝廷の安慰に脅威であるのは、陛下ではないですか?と、イ・ビョンム。
あ~、もし自決なさらないのなら・・・と、ソン・ビョンジュン。
陛下が東京に直接行幸して、天皇陛下の前で謝罪したり、それでもなければ、必ず日本と一戦して降伏し、長谷川大将が願うことだけが・・・こんな狂ったやつ!と、呼んでいた新聞を握りしめる。
ナムジョンが息を切らして走ってきて・・・社長!今、慶運宮(キョンウングン:경운궁)の前を一陣会(イルジヌェ:일진회:大韓帝国末期に親日の先頭に立った団体)の会員たちが取り囲んで阻んでいます、大臣たちは皆王宮に入って・・・と告げる。
ついに皇帝を廃位させようとするのだなと、ヒソン。
ヒソンが握りしめた新聞は、親日団体一陣会の機関紙・国民新聞だった。
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