ラジオブース。
放送中なので仕事をしているウンタク。
なによこれ?主語もなくて、夜に綴ったラブレターなのかね?と、オ作家。
何なの?ラブレター良いわ、私と、ウンタク。
そうでしょうね~!と、オ作家。
そして、投稿されたメールを読み始める。
(ソニ:私の忘却が私の平安だと考えるあなたに・・・目が合った瞬間分かったわ、あなたもすべての記憶を大切にしまっているということを)
この内容を採択して!PD権限よ!私ちょっと出てくるわ!と、急いで外に行くウンタク。
ちょっと!チPD、ちょっと!これ生放送よ~!と、オ作家。
DJがソニのメールを読む。
(どうか、来世で私たちは、待つのは短く、会っているのは長い縁で・・・言い訳なしでも会うことのできる顔で、この世の、ただ一つだけの切なる名前で・・・)
何かに気づいたキム・シンは車をUターンさせる。
(偶然に出くわせば、走って行って挨拶する仲で)
死神も何かに気づく。
(ソニ:いつも正解な愛で、そのように会うことを祈るわ、顔を見たからいいわ・・・ひょっとしたらキム・ウビン、ひょっとしたら、ワン・ヨであるあなた・・・どうか、末永く、よく行ってね・・・)
急いで部屋を出る死神。
ウンタクがソニの家にたどり着くと、すでに別の大家が住んでいた。
最初から建物を売られたって?引っ越されただけでなく?と、ウンタク。
はい、先週に、お嬢さん屋根部屋でしょ?お嬢さんの貸し切り(チョンセ)も私が抱えて契約したんだけど?放送局に通われてるって?と、大家。
あ、はい、今は私がちょっと急いでいるので、後でお目にかかりますと、ウンタク。
下に降りると、郵便受けに手紙が挟んであった。
(ソニ:バイト生、私去るわ、元気でね、泣かずに!
何でも一口大きくがっついて、四顧無託(周りに誰もいない)して一人ぼっちだったあんたに、私は少しの間だけでも慰労だったことを願うわ・・・
意固地な兄さんをよろしくお願いね、一緒にに末永く幸せに、さようなら)
キム・シンが降りてくる。
全て覚えておられたわ・・・社長さん、去られたわ・・・社長さん、全て覚えておられたわ・・・一人でその記憶を守られたわ、何の記憶もない私を世話して、消えたお兄さんを恋しがって・・・そのように一人で孤独に・・・だけど、どうして去られたのかな?と、ウンタク。
許せないから・・・今生では、二度と会わない選択をしたんだ・・・死神その者に、それよりも大きい罰はないからと、キム・シン。
陸橋。
ぴったり50だけ数えて行かないと・・・1,2・・・47,48,49・・・と、ソニ。
1・・・と、声がする。
ソニが振り返ると、涙目の死神が立っていた。
2・・・3・・・と、死神。
便り、伝えないわ・・・と、ソニ。
頷く死神。
今生では・・・二度と会えないわ・・・と、ソニ。
二度頷く死神。
一度だけ、抱いてみてもかまわない?と、ソニ。
ソニの手を引き抱きしめる死神。
元気でねと、ソニ。
気をつけてと、死神。
そのようにオレたちは、今生で別れを告げた・・・彼女の便りが聞こえてきたのは、それからしばらく後だった。
部屋で号泣知っている死神。
料理を死神に持ってくるキム・シン。
オレがお前のために、この品のないものを触ってみたんだけど、ちょっと食べるのはどうだ?リンゴがウサギであっても?と、キム・シン。
呆れ笑いを見せ・・・ソニさんが去ったよ・・・その女人は、ほんとに、最後まで、いつもちゃんと去る・・・お前がそうなって、どうすればいいか分からず、オレが持っていたんだ、とっくに返してやるものがつい・・・遅くなってごめんと、死神。
初めからオレのものじゃなかっただろ?お前の恨で罪で恋しさだったろ?お前が持つのが当然のようだと、キム・シン。
そうしても、いいのかな?と、死神。
うん、これを食べればと、キム・シン。
は~・・・と言い、絵を抱きしめる死神。
それとありがとう、位牌を祀るその寺、オレのいない9年の間、お前が毎年ろうそくの明かりをともしてくれたって。
彼らを祀る資格があるのか分からないけど、オレの罪と、向き合ってみようとと、死神。
誰かがちょっと話してくれたら良いな、オレたちに・・・もういいぞ、よくやった・・・って
は~と、死神。
死神の横に座るキム・シン。
会おうとおっしゃったってと、女死神。
うん・・・お前に、秘密を一つ教えてやろうとと、死神。
秘密ですか?と、女死神。
前世で大罪を犯せば、死神になるというのだけど、その罪が何なのか・・・オレたちが犯した大罪は、自ら生を捨てた罪だ・・・
自ら生を捨てた者たちは、死神として目を開いて、数多くの死を引導して、生きる者でも死んだ者でもない存在として生きるようにした、理由がなんだろうか?・・・
名前もない者が、記憶もない者が、フッ、家も必要で、食べ物も必要にした理由だよ・・・その質問の答えを探す、ある日ふと、オレたちが諦めたものが、名前が、オレたちが捨てた生が、持ちたくなるんじゃないか・・・
そのように生が切実になれば、オレたちの罪は終わるんじゃないか?・・・
は~・・・お前が、オレを避ける理由はわかってる、9年前に、パク・チュンホンと会ったという推察をしたんだ、それでお前は、お前が誰なのか、オレが誰なのか、分かったはずだ・・・
それで、謝りたかった、そのようにお前の手を借りて、死を選択してはいけなかった、後悔してる、そして、許しを乞う・・・(頭を下げ)・・・
だからすべて忘れてくれ、忘れて生きて・・・亡者たちの最後をよく見送り、そのように贖罪して生きて・・・お前もお前を、許すことになることを願うよ・・・
神がオレたちに望むことは、自身を許し、生の切実さを悟るということだろうから・・・と、死神。
嗚咽を漏らす女死神。
コメント
最後までありがとうございます。とても丁寧に台詞一言一言、聞き逃してしまう言葉を拾って下さって読んでるだけで風景、情景が目に浮かびました。今だにトッケビから抜け出せ無い日々を過ごしています(笑)
最後までありがとうございました。本当に良いドラマでした。
私もいまだトッケビ沼にハマっています。
このドラマを見てしまったおかげで自分の中で「見たい韓国ドラマ」のハードルが上がってしまい、なかなか次のドラマが選べません。
あらすじ団さんの記事を参考にしながら、また素敵なドラマに出会いたいなと思ってます。
あらすじ団さま お疲れさまでした🙇🙇。ありがとうございます。ハマれて本当に幸せな日々🎶🎶を過ごしました。ストーリーもロケ地もostも、もちろん俳優さん達も、みんなすばらしい!!です。
最近は宇宙人だったり、人魚だったり鬼や死神、匂いが見れたりなどスペックがあったりして少し前の韓国ドラマと様子が変わってきて人間である必要がなくてよいのかもしれません。
映画も同様です。『コクソン』は、全くつかめず、得たいの知れない者への恐怖が残ります。
こういったドラマが増えるというのは、韓国社会にも何かしらの変化と、ドラマや映画が作れる環境が整っている❗と思います。これから無限に可能性が広がると思います。
この先、まだまだ韓国ドラマから離れられそうにもないです。あらすじ団さまも大変でしょうが、どうぞどうぞこれからもよろしくお願いします。
ありがとうございました。