アメリカ公使館。
地球儀を回すユージン。
ナウリ、王宮から高位の方がおいでになりましたと、トミ。
スングだった。
私の情報をむやみに流されてたんだがと、ユージン。
私は必ず必要な者に伝達したのだと思ったのに、待っていると製パン所に話したと言われと、スング。
そうだろうと思った、皆一味でしょと、ユージン。
いつ出発するんです?と、スング。
私の勝手です、背中を押さないでくださいと、ユージン。
お嬢様とは?共に行くことにしたのです?と、スング。
その女人が、私と共に行こうとするところが、アメリカではなく日本までということも全て分かるんだが、私がと、ユージン。
チッ、騙されないのだと思いましたと、スング。
騙そうとはしましたよと、ユージン。
他に方法が多くないから、理解してくださいと、スング。
タカシは朝鮮人の手で死んではダメだという言葉覚えていますか?アメリカ人の私にお任せになられました、コ・サホンオルシンが、最後の遺言であり、その残忍なオルシンの遺言を、守るときになったようです・・・
それで結局、その女人と私は、別れることになるはずです・・・私の計画が失敗して死んで別れるなり、各自の国に分かれなければならず、別れることになるなり、それでちょっと怖かったのです、私が他の選択をしてしまうのではないかとと、ユージン。
朝鮮があまりに廉恥がないですと、スング。
「して差し上げます」で、作業をしているチュンシク。
ヒソンがやって来ると、天気の話をしてそれを隠す。
けれど、それに気づいているヒソンは、お客だと言って不意を突きそれを見る。
その書類は「エシン・チョイ」と書かれた証明書だった。
どこに使うのか必ず必要だって・・・すべてウソですと、チュンシク。
嘘でも、こう縁を結ぶのだな・・・と、ヒソン。
ホタルが義賊に銃口を向けられている。
そこに入ってくるトンメ。
そのトンメに銃口を向けるエシン。
イ・ジョンムン大監が浪人たちに拉致された、お前の本心を知っている、日本のどこにいるかさえ言えば、この女人は無事だろうと、ファン・ウンサン。
浴衣を着ているからと、全て私の仕業ではありませんと、トンメ。
ムシン会が直接動いたというのか?その言葉を信じる才幹がないのだがと、ファン・ウンサン。
親分の目の外に出て久しいのです、先日、私のナワパリで誰かが私を撃ったのに、それが誰か知っていながらも、追っていないのをご存知なのかと、トンメ。
それなら、我々をちょっと助けたらどうか?と、ファン・ウンサン。
遠慮します、裏通りにも秩序というものがあります、ナウリ・・・私たちは古い話は後にしましょう、会う用事が全て終わったのなら、私の仕事もしてみます・・・(エシンに)金をもっとお出しにならなくては、月中が何度か過ぎたのに、直接おいでにならずというのですと、トンメ。
フランス製パン所。
粉を片付け、ここで待っていてくださいと、主人。
しばらくしてエシンが現れる。
遅れて申し訳ありません、通行禁止を待っていてと、エシン。
推察していたと、ユージン。
私のお願いの答えをすると、便りをなさったようですがと、エシン。
テーブルの上の粉にL VEと書き、Lの隣にリングを置いてLOVEにするユージン。
これが私の答えです・・・(しましょう、LOVE、私と共に)・・・共に行きましょう、日本へ、私が連れて行ってあげます、
日本はいま戦争中で、朝鮮人の入国がたやすくはないでしょうと続ける。
エシン・チョイ・・・チョイ?と、エシン。
安全に入国する、最善の方法です、アメリカでは妻が夫の姓に従うんだ、日本入国の際、貴下の名前はエシン・チョイです・・・(エシンの指に指輪をはめ)・・・この指輪の意味は、この女人は、愛する私の妻という標識です・・・
西洋では、普通の男が一方の膝をついて、指輪を出しながら丁重に求婚するんだ、私と結婚してほしいと・・・あなたは私を折り、私を越え、自身の国・朝鮮を救おうとするなら、申し訳なく思わず、これは私の選択なので、二日後に出発です、駅で会いましょうと言い、去っていくユージン。
涙を流すエシン。
(Loveが簡単だと思っていたのに、かなり難しいわね・・・ あれこれ・・・申し訳なかったわと、エシン。 大変ならやめてもいいのにと、ユージン。 やめるのは、いつでもできるから、今日はやめましょうと、エシン)
学徒たちの射撃訓練。
上達を褒め最後の授業だと告げるユージン。
どういう事かと尋ねるイ・ジュニョン。
アラビアの説話に、獅子一匹が率いる羊の群れが、羊一匹が率いる獅子の群れに勝つという言葉がある・・・朝鮮はますます危うくなっており、一国が揺れる時、一番先に打撃を受けているのは、まさに軍だ・・・
日本は近いうちに、元帥府を掌握して、十中八九、武官学校から廃止しようとするだろう・・・彼らは学徒たちを羊の群れと見下すが、学徒たちはすでに、立派な指揮官たちだ・・・
なので、獅子になれ!勇気が歴史を導く、勇敢に進み、賢明に後退しろ、それが、学徒たちの歴史になるだろう・・・これまでご苦労だった、私の授業はここまでだと、ユージン。
チュニョンの声で教官ユージンに敬礼するが学徒たち。
涙しているチュニョン。
ユージンも敬礼を返し去って行く。
トミが号泣している。
泣かずに、きっとまた会えるはずだ、本当だと、ユージン。
いいえ、会えません、アメリカはすごく遠く、アメリカは金持ちで、ナウリたちはアメリカ人だから、もう二度と会えません!と言い、去っていくトミ。
国の運命がこうなので、ナウリが公使館にいらっしゃるだけでも、私やあの子も頼もしかったようです、私が考えてみたのですがナウリ、もしも日本が日露戦争に勝ちでもしたら、朝鮮は日本の前に据えられる食膳です・・・
壬午年(1882年)にアメリカは朝鮮と条約を結んだではないですか、朝鮮が他国から侵略を受けたら、アメリカは助けると・・・なのにアメリカは、大韓の味方になってくれないのですか?と、イム・グァンス。
アメリカとイギリスの日本への借款は410万ドルほど、40%が日本の戦費に使われている、日本を戦争に仕向けたのはアメリカとイギリスだ、アメリカは、絶対に朝鮮を助けない・・・
露日戦争はアメリカにすごく大きな利益を残す商売だ・・・どうやってでも公使館に残って下さい、自国がこうなので、最も安全なはずです、トミも絶対に送り出さずにと、ユージン。
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